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2017年04月15日

再起

毎年のことだが、3月まで在籍していた園児さんたちは4月になると認可保育所へ移って行く。
認可保育所は国と市町村から補助金を得ているので保育料が安いからである。
例年、春夏は園児さんが少なく、秋ごろからポツポツと産休明けや年度途中から働き始める方が託児所に預けに来る。そして認可保育所の4月入園を待つのである。
なので、秋冬は園児さんで賑わっている。

今年は認可保育所へ入れなかった園児さん5名が新年度も継続となった。
経営は非常に厳しいけれど、家賃(住宅ローン)と人件費はかろうじて支払えるレベルである。
秋になって園児さんが増えるまで、じっと耐えて頑張るしかない。

それにしても。
「たら、れば」は考えない主義だが、NPO法人Aの委託を受けない、という決断はミスだったのだろうか。
企業主導型保育事業という制度自体は良いと思う。(制度を悪用されなければ。)
今まで厚労省は頑として認可外保育所への補助金を下ろそうとしなかったので、これは画期的なことである。
もしもNPO法人Aの委託を受けていれば、保育料を安くすることが出来ただろうし、保育士たちの給料を上げることも出来た。
このように経営難に陥ることもなかった。
ただただ、「他者からの指示を受けたくない。意思決定権を委ねたくない」というわたしのエゴだったのだろうか。
自分の主義を通すためにさまざまなことを犠牲にしたのではないだろうか。
今さらだけれど、何度も考え逡巡した。

区内に3園ある認可外保育所のうち、他の2園はNPO法人Aの委託を受け、企業主導型保育園に変わった。
助成金のおかげで4月になっても園児さんが認可保育所へ移ることなく、賑わっている。
「月2万円、1時間100円」という認可保育所よりも安い保育料なので、移る理由がないのだろう。
企業主導型保育園の運営基準には「利用者(保護者)から得る保育料が高くなり過ぎないように」という規定はあるが、安すぎてはいけないという規定はない。
NPO法人Aの目的は、保護者や委託した保育所からお金を搾取することではない。
園児を集めて、その人数によって得られる助成金が目的なのだ。
だからむしろ、保育料を安くしてでも園児を数多く集めることが重要なのである。

到底、わたしのような補助金を得ずに経営している保育園が太刀打ち出来るわけがない。
もちろん、同じように当園も「月2万円、1時間100円」なんていう保育料に設定したら、それこそ経営難どころか倒産する。
そしてもう一つ、問題がある。
今まで19年間経営をしてきて、数々の問題に直面してきた。
その原因は、貧困層にあった。

保育料を滞納する、支払わない、モンスターペアレントと呼ばれるクレーマー、時間にルーズ、子どもを預けて親が蒸発する・・・。
さまざまなトラブルに遭うたびに疲弊し、疲労困憊した。
その解決策が、保育料の値上げだった。

保育料が安いから貧困層が預けに来て、トラブルを起こす。
だとしたら保育料を高くして、顧客ターゲットを富裕層にすれば良いのではないか。
そうすればトラブルが減るであろう。
そう考え、ターゲットを世帯年収700万円以上と設定し、保育料を値上げした。

わたしの考えは当たった。
それ以降、トラブルはぱったりとなくなった。
きちんと保育料を支払ってくださる、時間を守ってくださる、クレームではなく問題が起きた時には話し合いで解決できる。
もちろん、わたしもスタッフも一丸となって質の高い保育を提供する。
そういう良い流れが出来ていたところだった。
NPO法人Aの委託を受けて「月2万円、1時間100円」などという経営方針に従うわけにはいかなかった。
また貧困層が預けに来て、トラブルが多発することが予測された。

やはり、NPO法人Aの委託を受けなかったことは妥当だった、と思わざるを得ない。
わたしの経営方針とは何もかもが違うからだ。

何度も考えては「仕方がなかった」と思い、また考えては「決断した選択は間違っていなかったはず」と思い直したり。
ともかく、諦めてはいけない。
地道にコツコツと積み上げ、丁寧で誠実な保育をして、少しでも信頼を得て、経営を続けていくしかない。
今までもそうだったように、これからも。

いつかきっと、「企業主導型保育園よりも、認可保育園よりも、ココに預けたい」と言ってもらえるように。
「保育料うんぬんではなく貴女に預けたい」と言ってもらえるように。
再起しよう。  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)その他、なんでもかんでも

2017年03月15日

助成金不正受給

ふりだしに戻ってしまった。

わたしの受けた衝撃と落胆は大きく、1ヶ月ほど立ち直れなかった。
保育士たちには昨年の夏から経緯を逐一、話していたので、突然に口をつぐんだわたしを慮ったのであろう。
先日ようやく、恐る恐る「どうなりました?」と尋ねてきたので、「F会長から肉体関係を求められて断ったら企業主導型保育園の話もなくなった」と事情を説明した。あまりに下劣なやり方に皆、一様に憤っていた。

けれどわたしは、F会長に一つだけ話していないことがあった。

企業主導型保育園を運営するに当たって、内閣府と児童育成協会のサイトをすべてじっくりと読んだ。
その中に、下記の一文を発見したのだ。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
保育の受け皿を増やすという趣旨から、本事業が開始された平成28年4月1日以降に新たに設置された保育施設を助成の対象としています(増員、空き定員の場合を除く)。このことから譲渡により所有者が替わる場合や廃止に伴い新たに開始される保育施設は対象としていません。

既存の保育所等(受託者の保育施設を含む)の廃止が企業主導型保育事業の設置への振り替えると見なされる場合には対象となりません。企業主導型保育事業を設置した後に既存の保育所等(受託者の保育施設を含む。)を廃止した場合も同様となります。助成金の返還になることもあり得ますのでご注意願います。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

わたしはNPO法人Aから「現在の保育園を閉鎖し、保育士と園児を含めすべて移転してください」と言われた。
19年間築き上げたものをなくすという決断が出来ずに、NPO法人Aの委託を受けなかったのだ。
しかし、近隣の同業他社2園はNPO法人Aの提携・委託を受け入れ、移転して企業主導型保育園に変わった。
上記の一文を読む限り、補助金の対象外となるのではないだろうか。
けれど、移転して半年以上経つが順調に運営されている。

そこでわたしは確かめるべく、児童育成協会に電話で問い合わせてみた。
某企業から、移転して企業主導型保育事業の運営を委託されて欲しいという提案をされているが助成金の対象となるのか。と。
児童育成協会の回答は「No」だった。

ということは、移転をして企業主導型保育園となった近隣の2園は、いずれ発覚して助成金の返還を求められるのではないだろうか。
そうなったら、また、助成金を受けない一般の認可外保育所に戻るのだろうか。
その場合、現在の「月2万円、1時間100円」の保育料では到底、経営が成り立たないので、保育料を元の金額に戻すのだろうか。
保護者たちの理解は得られるだろうか。
それとも閉鎖という事態になるのだろうか。
或いは、移転元の保育園を形だけ残してあるのは、何らかの言い逃れをするためなのであろうか。

いずれにしても、わたしはNPO法人Aの委託は受けないと決断したし、F会長ともうまくいかなかったので、企業主導型保育園の運営は不可能となった。
となると、為すすべもない。
近隣2園の移転が発覚し、縮小または閉鎖されるのを期待してじっと待つだけである。

F会長には「移転は助成金の対象外なので、近隣2園は不正受給が発覚して閉鎖に追い込まれるかも知れない」という話をしていなかった。
だからこそF会長は、わたしが窮地に追い込まれていると思い込んだのであろう。

近隣2園の移転は発覚しないかも知れない。
でもわたしは絶対に、この経営難を乗り切ってみせる。
今まで19年間、何度も危機はあった。
そのたびに乗り越えて来たではないか。

この1年で答えが出るかも知れない。
年に一度、児童育成協会による企業主導型保育園の立入調査があるのだ。
その時に不正受給が発覚するか、しないか。
それまでじっと耐えて、様子を見守るしかない。

そしてわたしは今まで通り、園児さんと保護者の方々に誠実に向き合い、丁寧な保育を心がけていこうと思う。  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)その他、なんでもかんでも

2017年02月13日

取引

午後、貸物件となっている小児科医院を内覧させて戴いた。
元・医院長先生の自宅の敷地に建てられた一戸建てである。
1階は小児科医院、2階は看護師さんたちの控室として使っていたようである。
肝心の避難口も玄関とは別にある。
1階には小児用のトイレがあり、2階には洗濯機置き場もある。
陽当たりはまずまず、採光も良好。
1階の広さ30坪。
完璧である。
内装工事が必要だが、スケルトンではないので、それほどお金は掛からないであろう。

夜、F会長が経営するBar へ飲みに行った。
そして、内覧した物件の間取り図だけ渡した。
お酒を飲んでいる時に仕事の話をしたくなかったので、それ以上は控えた。

22時にお店が閉店となり、F会長に「呑みに行かないか」と誘われた。
Bar を閉めた後に自身が創業した海鮮居酒屋の本店へ行って一杯飲むのが習慣のようで、わたしも一度お供をしたことがある。
「いいですよ」と気軽に応じた。

本店で一杯飲むと珍しく「もぅ一軒行こう」と言う。
本店の3軒隣りにあるBar へ入った。
カクテルを飲みながら雑談をしていると、突然、F会長が言った。

「ボクは好みの女性とは男と女の関係になりたい。」

わたしは雷に打たれたかのような衝撃を受けた。
一緒に飲み歩くことでわたしがF会長に好意を抱いていると思われたら困ると思ったが、
1月にF会長自身から「飲み友達としてよろしくお願いします」と言われ、安堵した。
妻子があることを知っていたが「今度、妻に紹介するよ」と言われ、安心していた。
F会長より20歳も若い後妻が居ながら、30歳も年下のわたしに恋愛感情を抱くとは思いもしなかった。
それが、どういうことだろう。

そして次の瞬間、わたしが考えたことは新しい保育園の開業の件だった。
「もしかしてそれをお断りしたら保育園の話もなくなる、ってことですか?」

F会長は黙って頷いた。

わたしは絶望的な気持ちになった。
そういうことだったのか。

ビジネスとしてではなく、わたしが経営難に陥っていることを知り、提携をエサにわたしを釣ろうと考えたのだろう。
なんということだ。

F会長の愛人になれば、一生お金に不自由をしない生活を送れるであろう。
けれどそんなことをしたら、わたしが18年間築き上げてきた努力が穢されるような気がした。
世間からは「男に体を売って仕事を成功させた」と後ろ指を指されるであろうし、
そもそも、そんなことをする自分を嫌いになるであろう。

お金とプライドを天秤に掛けたら、わたしはプライドだった。
自分の意思に反して他人に操られたくない。

それにしても、なんと卑劣な人間なのであろう。
わたしが窮地に陥っていることを知っておきながら、断れないであろうと弱みに付け込むやり方。
お金で人の心まで買えると思っているのか。
どれだけ事業を成功させていようとも、そのような卑劣なやり方をする人間をわたしが好きになるわけがない。
わたしは経営者としてのF会長を尊敬していたまでで、男性として見たことは一度もなかった。
その尊敬の念ですら、今は侮蔑の気持ちしか湧いてこない。

若い頃だったらその場で頭からお酒を掛けてやるところだったが、そんなことをしても意味がない。
はらわたが煮えくり返るような思いと深い失望を胸に、店を後にした。
  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)その他、なんでもかんでも

2017年02月11日

物件

わたしが考える保育園の条件を満たすような物件は、ネットの不動産サイトには掲載されていなかった。
「念ずれば通ずる、か・・・。」
わたしは目を閉じ、しばし瞑想した。

そういえば。
当園の並びに小児科医院があった。
院長先生は引退し、他の小児科医が引き継いだが、その医師も近所に移って開業した。
随分前から空き家になっているはずだ。
今はどうなっているのだろう。

東へ数百メートル歩いた場所にあるので、ちょっと見に行ってみた。
「貸物件」という看板が掛けられ、不動産屋さんの電話番号が書かれていた。
大手の不動産業者ではなく、昔からある地元密着の不動産屋さんである。
以前、その不動産屋さんで駐車場を仲介してもらったことがあった。
早速、電話番号に掛けてみた。

「まだ空いていますよ。」
概要を話し、家主さんと連絡を取って戴いて、週明けに物件を見せてもらうことになった。

35坪という広さもちょうど良い。
当園からまっすぐ歩いて数分という距離も良い。
おまけに駅(地下鉄)の出入り口の真正面である。
大通りから一本入っているので、園児さんの送迎に一瞬クルマを止めることも出来る。
人通りは抜群に多い。
角地なので、近隣から「泣き声がうるさい」という苦情も来ないであろう。
敷地内には引退した小児科医の自宅がある。
何かと安心である。

これ以上の好条件は無いであろう。
念じたら通じたのかも知れない。  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)その他、なんでもかんでも

2017年02月10日

物件探し

ネットがなかった昔は、賃貸物件を借りようと思ったら不動産会社をいくつも回って物件の図面を見せてもらうのが定石だった。
しかし現代では、自宅に居ながらにしてネットで物件を検索することが出来る。
便利な時代になったものだ。

深夜、いくつかの不動産サイトで地域とタイプを検索し、保育園に使えそうな物件を探した。
皮肉なことに度重なる移転によって、どのような物件が適当か分かるようになった。
立地、間取り、陽当たり、通風だけでなく、クルマを止めやすい場所、近くに公園があること、不審者が侵入できないような構造、なおかつ1階、できればコンクリート造り。など、保育園として適切な物件の条件が数多くある。
内装も出来ればスケルトンではなく、居抜きとは言わずともある程度は最初から出来ていた方が良い。
イチから作るのはとてつもなくお金が掛かるからだ。
それから、水道管の位置も重要である。

そんなことを考えていたら、テナントビルよりも戸建てや店舗付き住宅の方が良いかな、と考えたり。
最初からキッチンや洗面所が付いていれば内装工事費を抑えられるからである。

まずは立地と面積を条件に、あれこれ探した。
しかし、なかなか思うような物件が見つからなかった。
そう考えると、現在の場所は本当にタイミング良く見つかったのだなぁ、と思う。
人との出会いと同様、不動産も「縁・運・タイミング」なのだろう。
返して言えば、見つからない、ということは「その時」ではないのかも知れない。
今までの経験上、本当に必要な時には適切なタイミングでピッタリの場所が見つかったものである。

とりあえずF会長に「良い物件が見つからない」と報告をした。
すると彼は、
「念ずれば通ずる」
と返してきた。

そうかも知れない。  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)その他、なんでもかんでも

2017年02月09日

打ち合わせ

秋冬は繁忙期で仕事がとてつもなく忙しいのだが、細かい打ち合わせは電話だけでは難しいこともある。
そこでF会長が当園の近所のファミリーレストランまで来てくださり、申請書類などの打ち合わせを行った。
助成金申請には数多くの書類が必要となるため、相談に乗ってくれる社会労務士さんがいると良いのだが、と相談すると早速、知り合いの社労士さんに連絡を取ってくださった。

あとは早急に物件を探さなくてはならない。  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)託児所日記

2017年02月06日

ビジネスパートナー

相変わらずわたしは、年末からずっと経営問題を引きずっていた。
近くにライバル園が「企業主導型保育園」となって移転してきたために、当園の売上が激減してしまった。
年が明けても回復しない。
このままでは月極め園児が認可保育所へ移ってしまう4月からは収入が途絶えてしまう。
この価格競争に勝つためには、どうしたら良いのだろう。

NPO法人Aが当園に「保育園を造るので、保育委託を受けてくれませんか」と営業してきたのと同様に、
逆にわたしから企業へ「保育園を造りませんか?運営の委託を受けます」と依頼してはどうだろう。
・・・どこの企業に?

そこで思いついたのがF会長だった。
呑み友達であり、腹を割って話せる相手である。

F会長の居酒屋チェーンで保育園を作ってもらい、当園に運営を委託してもらう。
内装工事に500~1000万円かかったとしても、後から助成金で返ってくる。
おまけに月々の運営費として助成金を300~500万円ほど受給できる。
余剰金を折半すれば互いに月100万円ほどのお金が入ってくる。
F会長にとってもメリットがある。
また、会社にとっても従業員の福利厚生になるであろう。
居酒屋は夜間、日・祝も営業しているので、保育園が付いていれば従業員たちも助かるはずだ。

早速わたしはF会長にアポイントを取って会い、企業主導型保育事業について説明をした。
また、NPO法人Aのことも話した。
おかげで当園が経営不振に陥ってしまったことも・・・。

F会長は「やりましょう」と快く引き受けてくださった。
ITに疎いというF会長のために、わたしは内閣府のサイトにある企業主導型保育事業の事業の概要、実施要項、助成要綱などをすべてプリントアウトして手渡した。
http://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/outline/gaiyo.html

本年度の助成金受付は終了してしまったが、引き続き来年度も募集するらしい。
恐らく4月から受付が開始されるであろうから、それを目指して助成金申請に必要な書類を揃えなくてはならない。
必要書類には決算書や事業計画だけでなく、施設の平面図も必要である。
となると、大急ぎで物件を探して賃貸契約をし、建築業者を選定しなくてはならない。
かなり慌ただしい。

わたしは頭の中で、何をするべきか、優先順位は、手続きは、と目まぐるしく考え始めた。  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)託児所日記

2017年01月30日

呑み友達

くだんのBar のマスター(居酒屋チェーンの創業者)に食事に誘われ、日本一高いビルの中にあるレストランへ行った。
創業当時のことや、今までの経営の経緯を話してくださった。
西田辺を本店とする居酒屋チェーンを昨年、3人の息子さんに譲渡して自分は会長となった。
好きなゴルフと酒を楽しむために道楽でBar を経営し、夜な夜な仲間たちと楽しい時間を過ごしている、と仰っていた。
わたしも、離婚後に幼い子どもを抱えて起業したこと、昨年、末子が大学に進学し子育てがほぼ終了したので時間とお金を自分のために使えるようになったこと、大学に入学して勉強をしていること、などを話した。
すると、F会長も
「奇遇だね!ボクも5年前にK大学の法学部を卒業したんだ。」
70歳近い年齢で通学の大学を卒業したとは素晴らしい。
しばし、レポートや試験、卒業論文の話題で盛り上がった。

10日後に再び食事に誘われた。
連れて行って戴いたのは、F会長が創業した居酒屋だった。
経営するBar と同じビル、隣りのビル、日本一高いビルの近隣あちこちにお店がある。
海鮮居酒屋という看板通り、新鮮な魚介類がウリだった。
「ボクはカウンターが好きなんだ」
と、何軒かBar をハシゴして、すっかり酔ったのかF会長は上機嫌だった。

「これから、呑み友達としてよろしくお願いします」
と言われ、「こちらこそ」と答えた。
個人経営の小さな居酒屋を年商20億円のチェーン店に育て上げたとは経営者として尊敬に値する。
また、働きながら通学で大学を卒業した努力も素晴らしいと感じた。
人間として学ぶところが多いので、良いお付き合いが出来れば、と思った。  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)その他、なんでもかんでも

2017年01月16日

出会い

仕事が19時に終わったので、あのBar へ行ってみた。
映画館が入っているビルの地下にあるのだが、入り組んでいるので迷いながらもなんとか辿り着いた。

Bar の入口の脇にオードリーヘップバーンの大きなポスターが飾られていて、
それに惹かれて立ち止まったら、中からマスターが出て来たことを思い出した。

オードリーヘップバーンは知っているが、映画は観たことがない。
けれど年末に、わたしの尊敬する先輩が日記に
「クリスマスの思い出。というお話はお勧め。村上春樹の訳ではなく、是非、瀧口直太郎の訳で読んでみて」
と書いていたので、早速amazonで買い、正月旅行に持って行ったのだった。
「クリスマスの思い出」は「ティファニーで朝食を」という短編集の中に入っている。
帰国便の中で「ティファニーで朝食を」を読んだところだったので、Bar の入口のオードリーヘップバーンに目が留まったのだった。

Bar は賑わっていたが、勇気を出して入ってみた。
マスターはわたしのことを忘れていたようだったが、話をすると思い出してくれた。
酒を呑みつつ、よもやま話に花を咲かせ、閉店間際になった頃に名刺をくださった。
前回に戴いたBar の名刺ではなく、取締役会長という肩書が書かれた名刺だった。
なんと、マスターは年商20億円の海鮮居酒屋チェーンの創業者だったのである。
会社は息子さんに譲り、酒とゴルフ、映画という好きなこと三昧の生活をしている、と話していた。
このBar も、かつての仕事仲間やゴルフ仲間が集う場所を、と作ったらしい。
だから営業時間は18時~22時と短く、利益はまったく考えていない、と。

なんだかすごい人と出会ってしまった。
マスター(F会長)も、わたしの人生に興味を抱いてくださり、明後日に昼食を共にすることになった。
事業を拡大した方法や、起業当時の話をお伺いしようと思っている。
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思えばわたしは、常に人生を自分で選択し、決定をしてきたと思っていたが、
実は既に決まっていて、それは運命なのかも知れない。

ゴルフを始めたことも、大学に入学したことも、先輩がお勧めする本を買ったことも、帰国した日に呑みに出かけたことも、オードリーヘップバーンのBar に辿り着いたことも、マスターと知り合ったことも・・・。
すべての事柄が点から線へと繋がり、そうなるように決まっていたのかも知れない、とすら思ってしまう。

人生は不思議である。  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)その他、なんでもかんでも

2017年01月04日

Bar

ゴルフレッスンを始めて1年になるが、なかなか上達しない。
始めた当初、コーチに「どうしてゴルフをやろうと思ったの?」と、よく聞かれた。
「運動不足とストレス解消」「仕事の気分転換」なんて答えていたのだが。
実は「将来、必要となる時が来るだろうから、備えておく」という根拠のない確信。
本当はゴルフなんて興味もないし、好きでもない。

ただ、私はいつも将来を明確にイメージしていて、
そのために今、何をするべきか常に考えて行動している。
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正月の海外旅行から帰宅したのは17:30。
普段は夜中も仕事で、飲みに行くことなど出来ないので、これはチャンスとばかりに電車に飛び乗って夜の街へ繰り出した。
焼き鳥が食べたくて幾つもお店を覗いたのだが、どこも友人や恋人同士で盛り上がっていて、お一人様は入りづらい雰囲気だった。
歩いているうちに映画館が入っているビルの一番奥、突き当りまで来てしまった。
ここまで居酒屋や焼き鳥屋ばかりが並んでいたのに、なんとも場違いなBar があった。
こんなところに・・・、と思ったら、中から父親ほどの年齢のマスターが飛び出して来て「一杯、呑んで行きませんか」と強引に誘う。
夕飯を食べていなくてお腹が空いていたのだが、一杯だけなら、と恐る恐る入ってみた。
8人が座れるカウンターが一つの小さなBarだった。
ビールを飲んでいると、マスターが「お正月はのんびり、ですか」と話しかけてきたので、台湾へ行っていて今、帰国したばかりだと答えた。
すると、「僕も若い頃はたびたび訪れ、ゴルフをしたものです」と言うので、
「私はコースへ出たことが無いけれど、ゴルフのレッスンを受けているのですよ」と話した。
すると、「ちょっと待っていて」と、マスターはカウンター横のドアーの向こうへ消えた。
しばらく経って出て来ると「おいで」と手招きをしている。
スタッフの控室?と思いつつ、ドアーの中へ入ってみると・・・。

そこにはなんと、壁一面の巨大なスクリーンにゴルフコースが映し出されていた。
Barよりも広い、シュミレーションゴルフ練習室だった!
クラブを渡され、何打かスイングしたが全然当たらない。
「呑んでいるからだよ、今度、呑む前にやりなさい」と言われた。
いや、呑んでいなくても当たらないのだが(汗)

再びBar に戻り、おつまみを3品、ビール1杯、ジントニック5杯を飲んで、閉店時間(22時!)になったのでお会計を頼んだ。

メニューには、ビール780円、カクテル890円、おつまみ680円、と書かれていたので、ざっと頭の中で計算し、8000円ぐらいかな、と思って1万円札を出した。
・・・請求書を見て、Bar チェアーから転げ落ちそうになった。





1350円。




え?
1350円??

1万円札を返してもらい、千円札を2枚出した。

キツネにつままれたような気持ちでBar を出た。


歩きながら、笑ってしまった。
あのゴルフシュミレーション練習室といい、1350円といい。
きっとマスターは道楽でBar を経営しており、儲けなんて考えていないのであろう。
ゴルフと酒をこよなく愛す人々が集う店なのだろう。
いろいろな人生があるものだ。

なんともタイミングの良いことに、今年から毎週月曜日だけは夕方に仕事が終わる。
よし、これから毎週、このBar に通おう。
酒&ゴルフ仲間が出来そうである。


わたしがゴルフを始めた「根拠のない確信」とは、このことだったのだろうか。
そして、その「ゴルフ仲間」が、わたしに何かをもたらすのではないだろうか。
そんな予感がする。  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)ゴルフ

2017年01月01日

台北

恒例の年末年始の海外旅行は、昨年に引き続き台北へ行った。
カウントダウンの花火が台北101という高層ビルから打ち上げられるのだが、昨年は1時間以上も前に行って寒さに震えながら道路で場所取りをして待った。
今年は寒さや混雑を避けるため、部屋から台北101の花火が見えるホテルを探した。
あまり近すぎても全体像が見えないので、少し離れたシャングリラ・ファー・イースタン・プラザ・ホテル台北のスイートルームを予約した。
http://www.shangri-la.com/jp/taipei/fareasternplazashangrila/
リビング、ダイニング、ベッドルーム、クローゼット、バスルーム、シャワールームの付いた豪華な部屋で、テレビから流れるカウントダウンの音楽と共に花火を鑑賞した。

さて、今年は一体どんな年になるのだろうか。  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)その他、なんでもかんでも

2016年12月23日

クリスマス会

現在の一戸建てに移転して3年目になるが、昨年も一昨年もクリスマス会を開催しなかった。
園児さんたちと保育士だけでひっそりと行った。
なぜなら室内の真ん中に柵があり、園児さんと保護者の方々、保育士たち全員が集まることは不可能だったからである。

しかし、今年の夏前にリフォームをして柵を移設した。
ベビールームが狭くなった分、プレイルームが広くなった。
これならクリスマス会を開催できるかも、と保育士たちと相談の上、保護者の方々に出欠を取ってみた。
平日は皆さんもお仕事があるだろうから、休日の12月23日とした。
年末の慌ただしい時期でもあるし、貴重なお休みの日に参加してくださるだろうか。
もしかしたら2~3家族しか参加してくださらないのではないか。
そんな懸念を吹き飛ばすかのように、なんと20名以上が集まってくださることになった。
中にはお母さんだけでなく、お父さんも、お姉ちゃんも、と家族総出で参加してくださる方もいた。

日にちが差し迫っていたが、保育士たちの懸命な準備のお蔭でなんとか開催にこぎつけた。
かなりギュウギュウだったが全員が入ることが出来た。

自己紹介から始まり、我が子自慢、手遊び歌、ペープサート、大型絵本の読み聞かせ、おままごと遊びなど、日頃の保育の様子を伝えることが出来たのではないかと思う。
始めは互いに緊張していたが、終盤には和気あいあいとした雰囲気になった。
今までよりもさらに保育士たちと保護者の方々との距離が縮まったように感じる。
開催して良かった。
準備してくれた保育士たちに感謝、である。
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認可保育所と違って託児所の園児さんたちは年長になるまで在籍することはない。
皆、待機児童なので、4月になるとそれぞれ認可保育所へ移って行ってしまう。
だから毎年、月極め保育のメンバーが入れ替わる。
入園当初は泣いていた園児さんたちも、園の生活にすっかり慣れてお友達とも仲良くなったのに退園するのは本当に寂しく、残念である。
もちろん、認可保育所は国からの補助金があるために保育料が安いので、経済的なことを考えたら転園は仕方がないと思う。
或いは、クルマや自転車で通って来てくださっている方も多いので、自宅近くの保育所の方が便利であろう。
また、兄弟と同じ保育所の方が良い、というのは尤もである。

ただ、経済的な理由や通園などが可能であれば、2歳までは小規模な保育園の方が子どものために良いのではないかと思う。
0~2歳児は少ない人数でじっくりと保育してあげた方が良い。
また、施設の決められた生活時間ではなく、子どもそれぞれのペースで生活できる方が望ましい。
子どもによってそれぞれ睡眠や食事、排泄などのリズムが違うので、こちらが合わせてあげる方が良いであろう。
逆に3歳以上になったら認可保育所の方が適切だと思う。
なぜなら、同じ年頃のお友達と関わり合うことによって心身共に成長するからである。
また、認可保育所では運動会や発表会、遠足などの行事がある。
それらを体験することも大切だと思う。
3歳にもなると体力が付いてくるので、毎日のように園庭で身体を動かせることも魅力である。

そう思いつつ、今年度もこのメンバー(園児さんたち)とは3月末でお別れ。
それまでの限られた日々を園児さんたちと楽しもうと思う。


  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)保育日記

2016年12月10日

ライバル

1~2ヶ月も経つと、影響が表れてきた。

移転してきたK園はチャイルドサロンが開園した1~2年後ぐらいに設立されたので、創立16年ぐらいであろう。
1~2階が店舗、3階以上がマンションというビルのオーナーが、自社ビルの空き店舗で始めた託児所である。
自己所有なので家賃はかからず、その分、保育料を安くして園児さんを集めていた。
いわゆる「昔ながらの託児所」という雰囲気だった。
数年後、オーナーが病に倒れ、知人女性に運営を譲った。
それが現在のK園の園長である。

10月末にK園は移転して企業主導型保育園に替わり、月極め保育料を2万円、一時保育料は1時間100円に変更した。
煽りを食らって、当園の一時保育は激減した。
一ヶ月の売上が通常の年の2/3に落ち込んでしまった。
10数人の月極め園児さんを抱えているから今はなんとかなっているが、4月から全員が認可保育所へ移ってしまえば収入が途絶える。
例年、夏~秋に待機児童が入園してくるので、それまでの春夏は一時保育の売上だけで凌いでいる。
しかし、それすら無くなれば秋までもたずに倒産してしまうであろう。
どれだけ良い保育を行っても、何か工夫をしてみても、どうにもこの価格競争には勝てない。

とてつもない危機である。  

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2016年09月10日

企業主導型保育園

1ヶ月ほど経って、わたしは異変に気が付いた。
当園から駅へ行くまでのちょうど中間地点にあるビルで内装工事が始まったのだ。
おまけにそのビルは、当園が移転する前に入居していた(立ち退きとなった)ビルの隣りのビルであった。
立ち退きとなった時に隣りへ移転しようかと検討し、不動産屋さんに問い合わせたことがある。
広さも家賃も立ち退きとなったビルと同じく、30坪ちょっと、35万円であった。
けれど、再び内装工事費1千万円をかけて家賃を払い続ける無駄を考えたら購入した方が良いと思い、現在の物件に巡り会ったのである。
その後、数年経っても貸店舗のまま空いていた。

何が出来るのだろう、と、ことあるごとに前を通りかかっては気に掛けていた。
ある日、ガラス窓に貼り紙がされていた。

   NPO法人A 園児募集 電話○○-○○○-○○○○

思わず驚愕してしまった。
何故、ここに?
わたしが「JRの駅前は立地が良くない上、2階に保育所はダメだ」と余計なアドバイスをしたからだろうか。
一体、どこの託児所に運営を委託したのであろう。

近隣にはPとKという2ヶ所の託児所(認可外保育所)がある。
以前、NPO法人Aは「Pにも営業をしたら、やりたい、と言っていた」と話していた。
Pが移転して来るのだろうか。
いずれにしても、保育料2万円/月、1時間100円なんていう設定をされたら到底、価格競争に勝てない。
当園の保育料は月4~5万円、1時間780円である。

工事はあれよ、あれよという間に進み、完成を迎えたようである。
ある日、クルマで前を通りかかった時に覗き込んだら、中に見覚えのある人が居た。
それは託児所Kの園長さんだった。
Kの園長さんとは一度だけお会いしたことがある。
クルマで通り過ぎたほんの一瞬なのでハッキリとは分からないが、男性が園長先生に施設を案内し、説明しているような様子だった。

そして間もなく、新しい託児所が開園した。
不思議なことに、看板は出ていなかった。
でも、わたしの眼に狂いはない、あれは絶対にKの園長さんだ。

数日後、入口の脇にポストが設置され、小さく「保育園K」と書かれていた。
やっぱり。

これは大変なことになった。

  

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2016年08月12日

企業主導型保育事業

NPO法人Aの説明ではイマイチよく理解できなかったので、内閣府のサイトを見てようやく概要が掴めてきた。
http://sugoii.florence.or.jp/1562/

まず、この助成金の財源は「子ども・子育て拠出金」である。
これは、厚生年金保険の適用事業者が保険料と一緒に国に納めるお金で、100%事業主負担である。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2016pdf/20160801003.pdf
よって、企業主導型保育所を設置する事業所は、厚生年金の適用事業者であることが条件となる。

NPO法人Aに、どのような保育所を造るのか内容についていくつか尋ねてみた。
それによると、既に物件は決まっているという。
JRの駅前にあるパチンコ屋さんの2階らしい。

その時点でわたしは反対をした。
JRの駅前はまったく栄えていない。
また、個人的に保育所は1階と決めている。
万が一の災害の時に、乳幼児を階段で避難させることは困難だからである。
保護者の送り迎えを考えても、階段を使って2階へ上り下りするのは不便である。

保育料は月2万円、一時間100円と設定するようである。
NPO法人Aは、大阪市内を中心に他に幾つもの託児所に声を掛けて委託の契約を結ぼうとしている。
既存の託児所(認可外保育所)を次々と起業主導型保育所に替えて助成金を受給する、というビジネスを考えているようである。
一ヶ所から月200万円の余剰金が出るとすれば、10ヶ所設置すれば月2千万円のお金が入って来る。
それらすべての保育所において同一の保育料を設定するらしい。

参考までに、既に設置した企業主導型保育所の図面を見せていただいた。
通常の月極め保育だけでなく、夜間保育、延長保育、病児保育などさまざまな保育サービスを提供するごとに加算金が付く。
その加算を目的に、室内には病児保育の部屋、病後保育の部屋、一時保育の部屋などが造られていた。
それを見て、わたしは愕然とした。
各2畳ほどの独房のような小さな部屋に閉じ込められた子どもは泣き叫ぶであろうことが容易に想像できた。
窓もない、空調もなくて、どのように過ごすのだろう。
他にも、玄関の安全確保がまったく為されていなかったり、わたしだったら絶対にこのような設計はしないであろう、と思う点がいくつもあった。
おまけに、園内あちこちに10個ほどの監視カメラを設置し、事務所のモニタで園児さんの様子を監視しているという。(後に、カメラの設置も助成金の加算対象となることが分かった)
なるほど、病児保育の部屋にも、トイレにも、午睡部屋にも、カメラが設置されていた。
わたしは唸ってしまった。
保育はカメラで行うものではない、人の手で(保育士が)愛情を持って行うものである。
カメラで撮影をしておけば事故が起こったときの証拠になるかも知れないが、そもそも事故が起こらないように人手(保育士)を増やすべきである。
このような施設で働くことは躊躇してしまう。

運営を委託するということはこういうことなのか。
経営だけでなく、あらゆる面において設置者の方針に従わなくてはならない。

無理だ、と思った。
わたしは経営者でもあるが、保育士でもある。
子どもたちの保育や安全面などで、いずれ意見が食い違ってうまくいかなくなるであろう。
このNPO法人Aからの委託は受けられない。

返事を保留にしていたのだが、今度連絡が来たらお断りしよう。
そう思っていたが、その後、何の連絡もなかった。  

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2016年08月10日

保育委託

某・NPO法人Aから電話が掛かって来て、「認可外保育所を作るので、運営を委託したい」と仰る。
先月の法人契約といい、仕事運が向いてきたのだろうか。
とりあえずお会いして詳しく話を聞くことにした。

内閣府は、毎年のように少子化対策や待機児童解消のためのプランを策定している。
今年、待機児童解消のために施策されたプランは「企業主導型保育事業」というものである。

http://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/outline/gaiyo.html

これは、今まで市町村や株式会社が設立していた保育所を企業に作ってもらおう、というものである。
企業が作った認可外保育所で従業員のお子さんを預かる。
人数に余裕がある場合には地域の子どもも預かる。
そして、国は認可保育所並みの補助金を交付する。
企業が設立し、運営を委託することも出来る。

助成金額は、整備費(内装工事)上限8,000万円。(ただし、掛かった費用の3/4)
運営費として、たとえば

    0歳児一人当たり30万円/月
    夜間保育、(一人当たり)43,000円/月
    延長保育6時間、380万円/年
    一時保育、147万円/年
    病児保育、530万円/年
    病後保育、440万円/年
    体調不良、430万円/年
    賃借料、228万円/年
    連携推進、442万円/年
    
など、他にもさまざまな加算が付く。
それらすべてを合わせると、定員12名の保育所で月に400~500万円ほどの助成金が交付される。
保育所経営の支出は家賃と人件費がほとんどで、仕入れも売掛もない。
家賃・光熱費、人件費、その他を支払っても有り余るほどの助成金額である。
現在、認可外保育所には一銭も補助金がないので、経営は非常に苦しい。
この助成金を受給できれば、保育士たちの給料を上げてあげることも出来るし、保育料を安くしてあげることも出来る。

A社からの提案は、運営を委託するので保育に専念して欲しい。
経営は設置者(A社)が行い、助成金の中から委託料を支払う。
というものだった。
委託料について尋ねたが、具体的な金額を提示してもらえなかった。
必要経費を差し引いても毎月200~300万円の余剰金が発生するはずである。
わたしに50万~100万円ほどの委託料を支払っても、設置者(A社)は何もせずに200万円ほどのお金が懐に入ってくる。
とてつもないビジネスである。

そして、A社が言うには、当園の園児と保育士たちを移し、現在の保育園を閉鎖して欲しい。と。
新しい保育所の保育料は月2万円、1時間100円と設定するらしい。
そうなったら、月5万円、1時間780円の当園にお客さんは来なくなるだろうから必然的に潰れるであろう。

わたしは考え込んでしまった。
この委託を受ければ一生安泰、経営難に陥ることはない。
人件費にお金を掛けられるので、今までのようにわたしが朝から深夜まで働かなくても済むようになるだろう。
保育士の給料も上げてあげられるかも知れない、保育料が安くなって保護者は喜ぶであろう。
けれどわたしの立場は委託を受けた者、つまりは経営者ではなく労働者と同じ扱いではないか。
しかも、とてつもない苦労を伴って続けてきた保育園を閉めろ、と?
18年間かけて築き上げたものを潰すなんて、そう簡単に決断できることではない。

わたしは狭間に立たされ、とてつもなく悩んだ。  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)託児所日記

2016年08月09日

合格通知

保育所の経営は、資格を持っていなくても出来る。
専業主婦で、離婚後に起業したわたしは保育士の資格を持っていなかった。
チャイルドマインダーという民間資格の学校へ通い、家庭保育について学んだ。
チャイルドマインダーの試験に合格し、資格を取得してから、大阪へ移住して開業したのである。

けれど今まで経営してきた中で、保育士資格がないことによって雇っている保育士たちから見下されたり、軽蔑されたりすることが多々あった。
一時期、短大の通信課程で学んで保育士資格を取得しようかと考えたこともあった。
しかし、通信教育といえど年に数回のスクーリングがあり、朝から夕方まで学校へ通わなくてはならない。
仕事との兼ね合いで通学は不可能だった。

もう一つの方法は、年に一度行われる国家試験を受験することである。
国家試験は、筆記が7科目、実技が2科目(3科目のうち2科目を選択)である。
高卒で、大した学力もないわたしが合格できるとは到底思えなかった。

だが年々、市の立入調査が厳しくなり、資格を持っていないことがネックとなってきた。
市役所の職員にたびたび「資格を取ったら?」と勧められた。
出来るわけがない・・・ でも・・・ と思いつつ、モノは試し、とばかりに受験したのが4年前。

1年目、不合格。 
2年目、不合格。
3年目、筆記試験に合格するも、実技試験をわずか1点で落とす。

そして4年目の今日、合格通知が届いた!!
ついに、ついに、筆記も実技も合格した!

しかも、立ち退き→移転先探し→内装工事→移転、と慌ただしい数年間の中で、時間を見つけては勉強に励んだ。
試験直前には保育士たちに仕事を任せ、わたしは自宅の勉強部屋にこもって直前の追い込み勉強をしたことも今となっては懐かしい思い出である。
あぁ、もぅこれで勉強をしなくて済む。
年代や人物の名前を覚えたり、様々な施策や条例、指針やガイドラインを読んで覚えることもない。
そう思うと、ただただホッとした、というのが正直な感想である。

でもそれだけではない。
わたしが保育士資格を持っている、ということが、これからの保育園経営にとても大きな意味を持つのだ。

思えば、初めて「保母さんになりたい」と思ったのは小学校6年生の時。
その後、高校を卒業するときに保育の専門学校へ進学したかったのだが、家庭の事情で叶わなかった。
そのまま社会へ出て、生きるために働く日々だった。

随分と遠回りをしたけれど、30年も経ってようやく資格を手にすることが出来た。
なんとも感慨深い。

  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(1)起業あれこれ

2016年07月13日

法人契約

某・企業様より電話を戴き、「法人契約をしているか」と尋ねられた。
お話を伺うと、事業所内託児所を閉鎖するので園児さんたちを引き継いでくれないか、と仰る。
法人契約というより、個々の保護者の方との契約になる、と伝えたところ、入園案内をご希望とのことで、大量にお渡しした。
園児さんがどっと入園してくれるのは有難いが、保育士も布団も増やさねばならない。
結局、利益は変わらなかったりするのだ。
  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)託児所日記

2016年05月30日

リフォーム

日頃、眠りが浅いためか、夢をよく見る。
そして目が覚めてからも鮮明に覚えている。

今日の夢もリアルだった。
わたしが外出から戻ると、スタッフたちが室内の模様替えをしていた。
「この方が広々としているでしょ」
と得意顔のスタッフたち。
でもわたしは、
「動線を考えて家具を配置しているのに、なんてことをするの。」
と、スタッフたちが帰った後に一人で配置を元に戻す、という夢だった。

目を覚ましてから園内を見渡し、「そうかも。」と思った。
これを移動して、こうしてこうした方が使いやすいではないか。
2年間、使っていて何故、気が付かなかったのだろう。

わたしはすぐにリフォーム会社に電話をした。
早速、見積もりに来てくださることになった。

寝ていてもインスピレーションを得るなんてことがあるのだなぁ、と不思議な感じがした。
  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)託児所日記

2016年05月15日

謝礼

先日テレビで、医師の35%が手術に際し患者側から謝礼(心付け)をもらったことがある、と報じていた。
心付け(現金)ではないが、わたしも園児さんが退園する際に菓子折りを戴くことが時々ある。
ご丁寧に、礼儀正しい方だな、と有難く頂戴するが、必要であるか、ないか、と言えば、そうしていただく必要は全くない。
人間だからモノを戴いたら嬉しいが、当たり前のことをしただけである、感謝の気持ちだけで充分である。
さらに本音を言えば、わたしは甘い物が苦手である。
スイーツの類を一切、食べない。
毎日、厳密にカロリー計算と栄養価を考えて食べ物を摂取しているので、フィナンシェ(フランスの焼き菓子)やバームクーヘンなどを見た途端、
「どれだけのカロリー!?」と考えて卒倒してしまう。
そもそも砂糖は口にしない主義である。
なので、戴いてもちょっぴり困ってしまう。

今まで戴いた謝礼で一番感動したものは、高級なクレヨンと洗面所用の手拭きタオルであった。
実用的で、ありがたく使わせて戴いている。
そして使うたびに、その園児さんを思い出す。
「認可保育所へ移っても元気でやっているかなぁ」と。

それからもっと言えば、成長した姿を見せに(会いに)来てくださるのが一番うれしい。
モノや謝礼を戴くよりも遥かに。


  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)その他、なんでもかんでも

2016年05月04日

SNS

近年、facebookやLINE、twitterを始めとしたSNSが盛り上がっている。
仲間内だけでグループを作り、やり取りをすることも出来る。
わたしが通っている大学は通信教育で、授業も試験もすべてインターネットである。
そして、全国に散らばっている学生や教員たちとのやり取りは、大学専用のSNSが使われている。

上手に使えば素晴らしいコミュニケーションツールであると思うが、時として誤解やトラブルを招くこともある。
実際わたしも先日、大学のSNS内で在学生(先輩)から謂われなき非難を受けた。
職業も年齢も住んでいる地域も環境も違う上、さまざまな人、いろいろな考え方、多様な価値観、それぞれの生活スタイルがある。
それを考慮しなくてはならないと思うのだが、非難した人はそこまで思いが至らなかったのであろう。

時々、「チャイルドサロンのSNSを作ったら?」「facebookやtwitterをやったら?」「保護者からの連絡は電話ではなくLINEにした方がいいよ」などとアドバイスを受けることがある。
けれど、そのどれも却下している。
何故なら通常のSNSと違って託児所という特性上、本人(保護者)だけではなく子どもが関わってくる。
子どものこととなると熱くなってしまう保護者がいても不思議ではない。
噛んだ、噛まれた、押した、押された、取り合いをした・・・など、子ども同士のトラブルはしょっちゅうある。
それをSNSに持ち込んで、保護者同士で攻め合ったり、責任問題になったりしてはならないと思う。
或いは、子どもや保育士の陰口、噂話などで盛り上がっても困る。
SNSのメリット、デメリットを考えると躊躇してしまうのだ。

日頃からわたしは、
「コミュニケーションの基本は対面である」
「保護者と保育士との信頼関係が一番大事」
と言っている。
ネット上ではつぃ感情的になってしまったり、平気で暴言を吐いてしまうことがあっても、
対面で話すと分かり合えることもある。
また、毎日の登降園の時に顔を合わせ、言葉を交わすことが信頼関係を築くことになると考えている。
SNSではダメなのだ。

古い考え方かも知れないが、SNSは使わない。
連絡手段は電話(通話)のみ。
恐らくこの先もずっと、わたしの考え方、やり方は変わらないであろう。
  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(2)その他、なんでもかんでも

2016年04月29日

ミス



クルマで、東尋坊(福井県)~兼六園(石川県)~草津(滋賀県)へ行った。
夜は草津駅前で見つけた焼き鳥屋さんに入り、一杯呑んだ。
お店を出て、ホテルへ向かいながら「随分と高かったなぁ」と思い、街灯の下でレシートを開いてみた。
すると、グラスワインを頼んだのに、ボトルの料金を取られていた。
急いでお店に戻ると、ちょうどレジに居た店長さんにクレームを伝えた。
「すみませんでした」と、すぐに返金してくれた。
しかし、ふつふつと疑惑が湧き上がってくる。

女一人だから、騙せると思ったのだろうか。
酔っ払っているだろうから、分からないと思ったのか。

問い詰めると、「オーダーを取ったバイトの女性がハンデイターミナル(POSシステム)を打ち間違えただけ。故意ではない。」と言う。
ハンディターミナルは情報収集に優れているが、そもそも入力を間違えては意味がない。
けれど人間だからミスは必ずある。
それを前提に、ミスを起こさないシステム作りが必要ではないか。
そうでなければ再び同じミスを繰り返し、また他のお客さんが被害を被ることになる。
謝罪するだけではなく、原因究明と再発防止をきちんと伝えて欲しかった。

ミスをした時、さまざまなアフターケアの方法があると思う。
今回のお店側の対応は決して良いものではなかった。
「すみませんでした」、それだけでは誠意を感じられず、客としては納得がいかない。

わたしが店長の立場だったら、どのようにしたであろう。
或いは、サービスには定評のあるザ・リッツ・カールトンホテルのスタッフだったら、どのように対処したであろう。

最近は滅多に無いが、稀に保護者の方からクレームが来ることがある。
その時どのように誠意ある対応をするべきか、今回の件で考えさせられた。




  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)その他、なんでもかんでも

2016年04月15日

選別

熊本大震災で被災された方々へ心よりお見舞いを申し上げます。
一日も早く、平凡な日常が戻ることをお祈りいたします。
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今はネットという便利なものがあるから、何かをしようと思った時、いとも簡単に比較・検討が出来る。
例えば、食事へ出掛けようと思えば「食べログ」「ぐるなび」のような検索サイトを使ってお店を選ぶ。
或いは、託児所へ子供を預けようと思えば、託児所のポータルサイトで調べて検討する。
そうやってお客さんがお店を選別する。

けれど、選別をするのはお客さんだけではない。
お店側も、お客さんを選別するべきだと思う。

起業したばかりの頃は赤字続きで、どんなお客さん(保護者・園児さん)でも受け入れてきた。
とにかく園児さんを増やすことに無我夢中だった。

18年経った今、「断る勇気」が必要だと痛感する。
「こっちはお客だ!」とばかりに尊大な態度を取ったり、モンスターのようにクレームを付けたり、売掛や未収が続いたり、時間にルーズであったり、・・・・
トラブルの種となるようなお客さんは勇気を持って断るべきだと思う。
そういった人たちを排除することによって、真っ当な常識を持った人たちが信頼し、安心して預けられるようになる。
保育(経営)の質を高めると同時にお客さんの質も上げることによって良いお客さんたちが集まり、結果的に繁盛に繋がるのではないか。

「仕事がない」辛さを体験しているだけに、仕事を断ることはとても勇気の要ることだが、
長い目で見たら必要なことなのである。  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)私流ビジネス成功の秘訣

2016年04月10日

入学式

今日は、入学式だった。  ・・・自分の。
先日、息子(末子)が大学に入学し、もぅ式典に参列することは一生ないであろう。と思ったのに、まさか自分が入学するとは思いもしなかった。

大学は、京都の白川にある。
通信教育なので学校へ行くことは滅多にないが、一度は訪れてみたいと思い、入学式に出席した。
校舎は山の斜面に造られており、建物へは50段(?)ぐらいの階段を上る。
講堂のある建物へは、更にとてつもない数の階段を上らねばならない。
しかし、頂上からは京都の街並みが一望出来て、素晴らしい光景だった。

会場に入り、新入生の席に座って驚いたことは、周りはわたしよりも年上と思われる方々ばかりだったことである。
50代、60代、70代という、定年退職した人、子育てを終了した人、介護を終えた人、などが「学び」を求めて集っていた。
その情熱とパワーに圧倒された。

式辞は、今まで子どもたちの入学式・卒業式に幾度となく参列したが、そのどれとも全く違って、とても心に響いた。
「義務」教育である子どもの「勉強」と、大人の「学び」は、まるで別物である。

式典の後は、学科ごとに分かれてガイダンスが行われた。
勉強の進め方の説明のあと、生徒同士の親睦を深めた。
学科長がお話しの中で、
「天才とは、継続の結果である」
と仰り、同感した。
勉強でも、仕事でも、事業でも、或いはお稽古ごとでも、なにごとに於いても結局、一番大事なことは「継続は力なり」ということなのである。

学習から得る知識や思考能力はもちろん、わたしよりも歳を重ねた「同級生」との出会いも、わたしにとってはかけがえのない大切なものである。
「学ぶことによってモノの見方が変わり、あなたの世界が変わりますよ」
という言葉に、これからの自分がどのように変化するのかとても楽しみとなった。
そしてそれが、どのように仕事に影響を与えるのかも楽しみである。




  

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2016年04月05日

習得

今日は久しぶりにゴルフスクールへ行った。
年度末、年度初めで仕事&その他が忙しくて、レッスンを受けるのは3週間ぶりである。
9番アイアンと7番アイアンで、ひたすらフルスイングをする。
イケメンのインストラクターが打席を回って一人一人にアドバイスをくださった。
始めて2ヶ月が経つが、上達の兆しが見えない。
知れば知るほど、難しい・・・。

子どもの頃は、何をするのも「初めて」で、「出来なかったことが出来るようになった」ということがたくさんあった。
逆上がりができた、絵を描けた、リコーダーを吹けるようになった、・・・・
けれど、この歳になると新しいことにチャレンジすることが少なくなり、つぃ日常に流されてしまいがちである。
でも「出来ないこと」は山のようにあり、そして意外と年齢は関係なくて、やる気さえあれば習得できるものである。
自分の中にまだまだどれだけの可能性があるのだろう、と思うと震える。
もしかしたらとてつもない才能が発掘されずに隠れているかも知れない!
となると、興味を持ったことはなんでもチャレンジしてみるべきなのだ。

「出来なかったことが出来るようになった」「知らなかったことを知った」という喜びは人生を豊かにしてくれる。  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)ゴルフ

2016年04月01日

入学

今日は息子の入学式だった。
私大の1回生となった。
あいにくわたしは仕事を休めず、入学式に出席することは出来なかったが。

そして。
同時にわたしも「京都芸術大学 通信教育部 芸術教養学科」に入学した。
通信教育なので、基本的には自宅学習である。
映像の視聴とテキストの講読によって学習を進めていく。
レポートを提出して合格すれば単位取得である。
他の学生や教員の方々とは、学部内のSNSでコミュニケーションを図る。
なんとも良い時代になったものである。

起業したばかりの頃、保母の資格(当時は「保育士」という名称ではなかった)を取得しようと思い、通信教育にチャレンジしたことがあった。
ドサッと大量のテキストが送られてきて、テキストを読んでは問題を解き、郵送して添削をしてもらう、というスタイルだった。
当然のことながら(?)挫折した。
仲間も居なくて、相談に乗ってくださる講師の方もいらっしゃらなくて、独りで黙々とテキストに取り組むのは、よほど芯の強い人でないと難しいであろう。

インターネットが普及したおかげで、映像という手段で授業を受けることが出来るようになったのは画期的である。
また、SNSで学友や先輩のみならず、教員の方々とも気軽にやり取りできるのは隔世の感がある。
みんなで悩みを共有したり、励まし合ったり、講義の内容を話し合ったりすることによって孤独を感じずに学習に取り組める。

早速、園児さんたちを寝かしつけると授業の動画を視聴した。
内容はとても分かりやすく、勉強とはいえ、ビジネスにも通じるところがあって興味深く学ぶことが出来た。
まず手始めに「芸術教養講義(1)」を受講したのだが、15章のうち7章まで一気に視聴してしまった。
とてつもなく面白い!
どこで止めれば良いのかタイミングを計ることができないほどである。

まだまだ先は長いが(4年で卒業は難しいだろうけれど)、挫折せずに続けられそうである。
「知らないことを知る」ということは魂が震えるほど楽しいことであるし、人生が豊かになる。
この世の中はとてつもなく広くて、そのすべてを知ることは到底不可能だけれど、生きている限りあらゆる知識と経験を得たいと思う。
  

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2016年03月21日

絶景ドライブ

今日は園児さんが全員お休みだったので、早起きをしてドライブをすることにした。
昨年からハマっていることの一つで、時間を見つけては「絶景ドライブ」をすることにしている。
絶景ドライブとは、片道2~3時間のドライブをして、素晴らしい景色を眺め、時にはその土地の名物を食べて帰って来る日帰り小旅行のことである。
景色を眺めるだけでなく、ちょっとしたハイキングをしたり、寺社仏閣を見て回ることもある。
昨年は、しまなみ海道、奥祖谷二重かずら橋→剣山、竹田城跡、姫路城、伏見稲荷大社、淡路島(奇跡の星の植物館)、平等院、比叡山延暦寺、比叡ドライブウェイ、伊吹山ドライブウェイ、生駒山ドライブウェイなどへ行った。

さて、どこへ行こう?
と、地図を開き、和歌山の「友が島」へ行くことにした。
現在は無人島だが、かつては日本軍の軍用地で、砲台跡、海軍聴音所、弾薬庫、軍馬舎、将校官舎、厠などが残っており、廃墟と化している。
島へは一日4便の船が出ていて、片道20分ほどで渡れる。
朝一番の船に乗ろうと思い、6時に起床し、おにぎりを作って水筒を持ち、出発した。
和歌山と聞くと遠く感じるが、友が島行きの船が出ている小さな港まで、わずか1時間半で到着した。
船で島へ渡り、ハイキングコースを散策した。
途中に砲台跡や灯台、弾薬庫などが点在している。
崩落の恐れから立ち入り禁止になっている場所もあったが、入れる場所もあった。
弾薬庫跡は、真っ暗で無気味であったが勇気を出して中へ入ってみた。
意外と広い部屋が幾つかあり、真っ暗なトンネルを通って向こう側へ抜け出ることが出来た。
それから山を歩き回り、高台で紺碧の海を見ながらおにぎりを食べ、再び船に乗って港に戻った。
なんだか過去へタイムスリップしたような錯覚を覚えた。

昨年から時間を見つけてはあちこちへ出掛けているが、目的の一つは体力作りである。
日頃、室内に閉じ籠りっきりで、なかなか体を動かす機会がない。
ハイキング程度でも体を動かし、リフレッシュすることは大事だと思う。
身体と心(精神)は一体なので、どちらかが壊れてもバランスを崩してしまう。
心身共に健康を維持することは、良い仕事をする上でも重要である。
また、自然と触れ合うことによって心の糧となり、日頃のストレスが軽減される。
これからも時間を見つけては「絶景ドライブ」を楽しもうと思う。
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精神上のあらゆる不幸に対して、
また初期の病気に対しても、
柔軟運動と体操とが必要である。
そして、たいていはこの療法だけで
間に合うと思う。
――アラン(フランスの哲学者)  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)最近、これにはまってます

2016年03月20日

時は金なり

日・祝は、月極めの園児さんが登園して来るのは午後からである。
一時保育の予約が入っていなければ、午前中はoff となる。

昨日、本日9時からの予約が入ってしまったので、今日は朝から待機していた。
ところが、10分、20分、30分経っても来ない上、連絡もない。
予約は、数年前に一度だけ利用してくださった方で、常連さんではない。
よくある「すっぽかし」である。

平日で、他にも園児さんがいる時ならまだ許せる。
休日で、その一人のためだけに開園して待機していたのに、連絡もなくすっぽかすとは。
来ない、と分かっていれば、リフレッシュをしに出掛けたのに。

1時間待って、連絡もなく、来る様子もなかったので出掛けることにした。
春爛漫で素晴らしい陽気である。
少し考え、鶴見緑地へクルマを走らせた。
緑地内にある「乗馬苑」で久しぶりに乗馬を楽しみ、同じく緑地内にある「咲くやこの花館」へ行った。
プランツが大好きなので、さまざまな植物を興味深く観察した。

月極め園児さんが登園して来る時間に合わせて園に戻ると、熱で欠席という連絡が入っていた。
そこで急遽、夕方から京都市美術館へ「モネ展」を観に行った。
展示は5月までなのだが、「印象 日の出」という作品だけは明日までの期間限定展示だったので、どうしても観たかったのだ。
夕方だったので並ぶことなく入場でき、中も人が少なくてゆっくりと観覧できた。
音声ガイドを借りて解説を聞きながらじっくりと鑑賞した。
芸術家は破天荒な人が多いけれど、モネは家族や友人を大切にし、自然の風景を愛でた。
初期の頃から晩年に至るまでの作風の変化も観られて興味深かった。
とても素晴らしかった。

朝は「すっぽかし」に腹を立てたが、充実した休日を過ごすことが出来て大満足。

ところで、日本では「時は金なり」を、「時間は貴重だから無駄にしてはいけない」という意味で捉えられている。
だが、「Time is money」と言ったベンジャミン・フランクリンは、「時間を無駄にすれば賃金が減る。だから時間=お金、なのだ」という意味で言ったそうだ。
お金を盗んだら犯罪になるが、他人の時間を浪費しても犯罪に問われない、というのは間違っていると思う。
わたしの時給がいくらだか換算したことがないが、一般の労働者よりも遥かに高いであろう。
そのわたしの「時間」を奪う、ということは、高い賃金を無駄にしたことと同等なのである。
そのことに気付いている人は、自分の時間も相手の時間も大事にするであろう。
お金は働いてたくさん稼ぐことが出来るけれど、時間は誰にも等しく1日24時間しか与えられていない。
その「時間」を無駄にしたり奪ったりすることは許されない行為だと思う。



  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)その他、なんでもかんでも

2016年03月15日

無認可保育所

新聞を読んでいたら、「無認可保育所の無償化を要望」という記事が掲載されていた。
記事の内容はともかく、「無認可保育所」という表現に違和感を覚えた。

正式には「認可外保育所」というのだが、これも違和感がある。
どうも、認可されていない=違法、というイメージがあるからだ。
世間一般からは「認可されていないということは、何か不備や欠陥があるからではないか」と思われているのではないかと懸念する。

認可外とはいえ、市町村へ設置届の義務がある。
設置届を提出すると、市町村は年に一度、「認可外保育施設指導監督基準」に基づき、立入調査を行う。
施設の設備、保育士の配置、保育内容、安全確保、防災、給食内容、帳簿、帳票類、健康管理など多岐に渡って調査をされる。
その結果、不備があれば指導対象となり、再三の改善要求に応じないと最悪の場合には施設閉鎖命令が出される。
「認可外保育所」といえど、好き勝手にいい加減な保育を行っているわけではないのである。
むしろ、補助金が一銭も交付されないのに、認可保育所と同等の内容を求められ、日々の保育以外の細かい作業に追われて疲弊している。
誤解を生むような「無認可」「認可外」という名称を変えられないものだろうか。

認可保育所(公立・私立)に対して、認可外保育所=民間保育所という名称の方がしっくり来るように思う。
そしてもちろん、認可保育所と同額の補助金を交付してもらいたいものである。
  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)託児所日記

2016年03月13日

脂肪細胞

肥満の元となる脂肪細胞の数は乳幼児期と思春期に決定し、その後は一生、減らない。という風説があるらしい。
だから、脂肪細胞を増やさないようにすることが大事だ、と考えるお母さんが時々いらっしゃる。

今までにも何人かのお母さんに、
「乳児の一日の摂取カロリーは○○○kcalだから、ミルクを○○○ml 以上、飲まさないで欲しい。泣いたら空っぽの哺乳瓶を咥えさせれば泣き止むので」
と言われたり、
「脂肪細胞を増やさないようにするため、ミルクは100ccだけ」
と指定されたりしたことがあった。
いくらこちらが「赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませて大丈夫ですよ」と言っても頑として聞かない。

実はわたしたちは、経験や勘だけで保育を行っているわけではない。
これは託児所(認可外保育所)に限らず、認可保育所でも幼稚園でも同様である。

厚生労働省が、「保育所保育指針」を制定し、「授乳・離乳の支援ガイド」などを策定している。
或いは、全国社会福祉協議会が発行している保育に関する文献がある。
それらに基づいて日々の保育を行っているのである。

だから、どこの保育所へ行っても、どの保育士に聞いても、
「ミルクは、赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませる」
と答えるはずだ。

もちろん経験として、どんなに丸々と肥えた赤ちゃんでも、歩き始めたらスッと細くなることを知っている。
わたしたちは今までに数千人の赤ちゃんを見てきているのだから!

それに、赤ちゃんの可愛さは丸々と肥えているからこそ、である。
ふくよか=福、である。
ガリガリで痩せ細った赤ちゃんなんて心配で見ていられない。

いろいろな情報が氾濫している現代だけど、プロとしてのわたしたちを信用(信頼)して欲しいと思う。

泣いたらミルク。
赤ちゃんの基本、である。

お腹が満たされていればニコニコと笑顔で幸せを振り撒いてくれることであろう。  

Posted by 24時間保育園 チャイルドサロン at 23:59Comments(0)託児所日記