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2012年01月05日

「考える」「やってみる」

年末年始は、隔年で国内と海外を旅する。
国内旅行の時はいつもクルマで移動をする。
たとえ九州であろうと、実家のある横浜であろうと、ハンドルを握って運転する。
若い頃に横浜から屋久島まで運転したことを思えば、大阪からどこへ行こうと大した距離ではない。

飛行機や新幹線に乗ってしまえばラクチンではあるが、クルマの利点は「考えること」である。
もちろん、運転しながら過ぎ去った年や来たる年に思いを馳せたり、仕事のことを考えたりもする。
或いは、SAに寄ってガソリンスタンドのあるSAを調べ、どの地点で給油をしようか、とか、
どのルートを通ったら渋滞に巻き込まれずに済むか、とか、そんなことも。
わたしのクルマはカーナビを付けていない。
地図を読むとか、SAに寄って調べるとか、看板を読むとか、方角を感じ取るとか、・・・頭を使って考えることはとても大切だと思うからだ。

それから、考えたり調べたりしたら、「やってみる」ことが重要である。
頭だけで考えて結論を出しても実際に行動してみなければ体験として身に付かない。
誤りも、新たな発見も得られない。

国内はもちろん、海外旅行であってもツアーというものに参加したことがない。
飛行機やホテルの手配から、旅のスケジュールまですべて自分自身で調べて綿密な計画を立てる。
ツアーに乗っかってしまうのは安直だけれど、そんな主体性のない旅行は面白くない。
考えて、やってみて、ハプニングが起きて。それこそが旅の醍醐味ではないか。

旅に限らず、日常のすべてにおいて同様である。
誰かがお膳立てしてくれたことに只、参加するだけではつまらない。
主体性を持って関わり合うことによって、あらゆることを考え、試行錯誤し、作り上げる。
その苦労や楽しさこそが「生きている」という充足感に繋がるのではないか。

文明が発達して世の中はどんどん便利になってゆくけれど、わたしは「考える」ことが大好きであるし、「やってみる」ことは更に好きである。
それはもしかすると、自分の中の旺盛な好奇心が突き動かしているのかも知れない。
常に絶えず、何に対しても「どうなっているんだろう?」「なぜだろう?」「どうして?」という気持ちが抑えられないのだ。

考えすぎて慎重になるあまり、二の足を踏んでしまってはいけない。
が、あまりよく考えもせずに行動するのはただの無鉄砲である。
「考える」+「やってみる」
今年も、好奇心旺盛にあらゆることを果敢にチャレンジしたいと思う。  
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2011年09月13日

保護者がお迎えに来ると、園児さんは玄関の框に座って靴を履く。
なかなか上手に履けず、苦心しながらなんとか足を入れる。
それを温かく見守る保護者とわたし。
・・・日常の光景である。

今日は公園で外遊びをしたので、靴の中に砂が入っていたようだ。
園児さんは苦心して入れた足を抜くと、「砂!」と叫んだ。
すると、じっと見ていた保護者がサッと手のひらを差し出した。
園児さんは差し出された手の上で靴をひっくり返し、砂を出した。
そして、
「公園にポイしてね。」
と言った。
保護者は、手のひらの砂をギュッと握り締めていた。

ほんの些細な光景だったけれど、そのご家庭の躾が垣間見えたようで感動した。
そのような行動をする園児さんも、砂を手のひらで受け取るような保護者も、今まで一度も見たことがなかったからだ。
どの園児さんも、それどころか保護者も皆が皆、子どもの靴に砂が入っていると、その場で靴をひっくり返してトントンと叩いて砂を落とす。
そして「はぃ」と子どもに靴を渡して履かせる。
そんな光景しか見たことがなかった。
けれどそのたびにわたしは心の中で「その砂を誰が掃除すると思っているのだろう」と苦々しく感じていた。
或いは、後に来た人が砂だらけの玄関に不愉快な思いをしないか、などと考えないのだろうか。

わずか2歳の園児さんが、玄関に砂を落としてはいけない、と感じたこと、
親に「公園へ捨てて来てね」と頼んだこと。
きっと日頃からそのように躾けられているのであろう。

保育園も幼稚園も学校も多大なる要求と期待を背負っているけれど、まずは家庭から、と強く思う。  
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2010年02月10日

ホームページ

ホームページを作成中である。

このblogは経済産業省後援(財)ベンチャーエンタープライズセンター DREAM GATEが運営をしている起業家・ベンチャー経営者向けのサイトの中のコンテンツである。
基本的に保護者向けの園紹介のblogではない。

しかし、
「利用する側にとっては、経営内容は関係ない」
「(経営の話題ばかりで)読みづらい内容である」
「他園との保育内容の違いを載せてくれた方が、預ける親としては参考になる」
といったコメントをいくつか頂戴した。
そこで、日頃の園の様子や活動、システムなどを紹介するホームページが必要であると考えた。
ゆっくりとしたペースではあるが更新してゆきたいと思うので、保護者の方(或いは、これからご利用を考えている方)は、そちらを参考にして戴ければ、と思う。

ご質問、疑問、苦情、問い合わせなどは直接、お電話を戴ければご回答差し上げたい。

24時間保育園 チャイルドサロン

追記
 このblogの執筆を止めたわけではない。
 誹謗・中傷に晒されようとも、わたしの趣味であり、ライフワークであり、胸の内を吐き出す場であるので、今後もマイペースながらもぼちぼちと更新してゆきたいと思う。
   
Posted by 24時間保育園       チャイルドサロン at 23:59Comments(1)TrackBack(0)託児所日記

2010年01月04日

合格祈願

楽しかった、年に一度の休みもあっという間に終わり、また360日休みなしの仕事が始まった。
園児さんたちもパラパラと登園して来た。
そんな中、とても嬉しい「帰省土産」を戴いた。

昨年末、計画していた福岡旅行が急遽、中止となり、予約していた劇団四季のチケットを園児さんのご両親にプレゼントした。
お正月を福岡のご実家で過ごされた園児さんご一家がお土産を買ってきてくださった。
それはなんと、太宰府天満宮のお守りだった!
御守りだけでなく、干支の土鈴、御札、合格はちまき、合格(五角)鉛筆、梅が枝餅・・・。
こんなにあれば天下無敵、絶対に合格するであろう、というほどの数である。
息子が中学受験である、ということを知っての「帰省土産」であった。

なんとも有難く、思わず涙ぐんでしまった。
「横浜の実家へ行き、お祖父ちゃんの古希を祝う」と選択した息子であったが、太宰府天満宮への参拝も心残りだったようである。
飛び上がらんばかりに喜び、さっそく御守りを塾のカバンにぶら下げ、合格はちまきを頭に巻いて勉強をしていた。
温かいお心遣いに深く感謝するばかりである。  
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2010年01月03日

帰省

実家に帰省をしたのは8年ぶりぐらいであろうか。
ふるさとの横浜は、変わったところもあり、昔と変わらぬところもあり、なんとも懐かしく街歩きをした。
元旦は、娘のたっての希望で原宿へ行き、子どもたちは生まれて初めて福袋を買い楽しんだ。
いつか帰省したら真っ先に行こうと思っていたお墓参りも出来た。

2日はいよいよ父の古希祝い。
家族全員が実家に集まった。
「買い出しに行く」と偽ってわたしたちを迎えに来てくれた弟と、実家へ。
息子が玄関のチャイムを鳴らし、わたし、娘、と後に続いた。
玄関に出て来た父の顔と言ったら!!
鳩が豆鉄砲を食らったかのような、本当にびっくりした顔をしていた。
あの顔は一生、忘れられないであろう。
サプライズは大成功だった。
父の喜びようといったらなかった。
お刺身に洋風オードブル、ネットで取り寄せた和牛でしゃぶしゃぶ、と豪華な宴になった。
本当に賑やかで楽しいお祝いだった。

夕方に実家を後にし、高校の時からの親友と会ってお茶をした。
その後、ボーリングをして(酔っ払っていたのに)167というハイスコアーを出して満足し、ようやくホテルに戻った。

3日はみなとみらいを散策、記念に日本一高いランドマークタワーに昇った。
その後、大親友と待ち合わせて中華街でランチ。
ふかひれの姿煮、ロブスター、芝海老チリ、北京ダック、ビーフン、牛肉あんかけ飯、・・・などなどを食べまくり、しっかりデザートまで戴いてお腹がいっぱい、大満足であった。
お値段もびっくりの、ン万円の豪勢なランチとなった。
それから、わたしの大好きな同發でアーモンドクッキーを大量に買った。
園児さんやご近所さんへのお土産である。

楽しい旅行もいよいよ終わり、16時に出発、一路、大阪へ。
高速道路千円の影響で、東名は大渋滞。
帰宅したのは深夜1時であった。

翌朝8時からまた、360日間ぶっ通しの仕事が始まる。  
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2009年12月30日

12月30日

とにかくひどい一年だった。
不況ということもさることながら、そんなこと以上に辛く、苦しく、やるせないことが山のように降りかかった一年だった。
起こった出来事や、わたしが感じたこと、どれだけ精神的ダメージを受けたかを書き綴ったところで、またバッシングに遭うだけなのでもぅ何も書くまい。
毎年のように思うのだが、カレンダーを考えた人間の英知には感動すら覚える。
週が替わり、月が替わり、年が替わる、それがどれほど心のリセットに役立つことか。
昨日と今日は大して変わらないのに、年が替わったというだけで気持ちが変わる。
何はともあれ一年が終わった。
一年のご褒美である旅行をして、たくさん遊んで、しゃべって、美味しいものを食べて、たっぷり眠ってストレスを発散させたら、また新しい一年が始まる。

360日間ずっと働き続けて、心待ちにした休みがいよいよ始まる。
この喜びは、週に2日も休みがある上にGWだ、お盆だ、シルバーウィークだ、おまけに有休だ、なんて休みがたっぷりある一般の人々には理解できないであろう。

20時に今年最後の園児さんが帰ると、わたしはクルマへ山のような荷物を積み込み、子どもたちが寝られるようにマットレスを敷き、一路、横浜を目指して出発をした。
夜じゅう走り続けて、翌朝一番で富士急ハイランドへ行く予定である。
大好きなジェットコースターで一年分のもやもやを発散させたら、江ノ島のレッドロブスターで食事をし、みなとみらいから屋形船に乗って新年のカウントダウン、そして横浜のホテルに宿泊するのだ。

パワフルに遊び倒そう。  
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2009年12月25日

プレゼント

福岡旅行をキャンセルし、急遽、横浜へ帰省することになった。
幸い、ホテルやレストランはキャンセル料を取られなかったが、劇団四季のチケットは手元に残ってしまった。
もちろん返金をしてもらうことなど出来ないし、オークションに出してみたものの「大人1枚、学生2枚」という半端な人数が良くなかったのだろう、落札されなかった。

ところが偶然にも、ご両親が福岡出身という園児さんがいた。
年末年始は福岡に帰省するという。
それなら、とチケットをプレゼントすることにした。
2千円の差額を払えば学生チケットで大人が観覧することも可能である。
ご実家のどなたかと、或いはお友達と観に行ってくだされば、と思ったのである。
2枚は差額を払わねばならないので申し訳なかったのだが、とても喜んでくださった。
チケットが無駄にならなくて良かった。  
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2009年12月15日

家族旅行

わたしは年末年始しか休みがない。
その、年に一度の休みは親子水入らずで旅行をすることが恒例となっている。
しかも、正月が終わった途端に、翌年の年末年始の行き先を決める。
1年間かけてあれこれ調べ、手配し、心待ちにするのだ。

今度の年末年始は福岡へ旅することが1年前から決まっていた。
息子が中学受験をするので、太宰府天満宮へ参拝することが一番の目的であった。
10月頃から本格的にホテルやチケットの手配を始めた。
食べに行くお店から、劇団四季のチケット、遊園地・・・詳細なスケジュールが完璧に出来上がっていた。
あとは当日を待つのみ、という状態だった。

今年も残すところ2週間という頃になって、父親の古希祝いをやろう、という話が持ち上がった。
父の誕生日は1月の半ばである。
しかし、わたしは休みを取れないので横浜まで帰省することが出来ない。
何かお祝いの品だけでも贈ろうか、とも考えた。
しかし、何を贈ったらよいのかさっぱり見当もつかなかったし、父が喜ぶもの、と考えたら、それは「物」ではなく、わたしや子どもたち(孫)に遭うことではないか、と思った。
父の誕生日には無理だけれど、正月になら帰省することができる。
けれど、1年かけて計画し手配済みの福岡旅行をすべてキャンセルしなくてはならない。

わたしは迷いに迷った。
見知らぬ地を訪ねることは本当にわくわくすることである。
好奇心の強いわたしは、初めてのものを見たり、聞いたり、食べたりすることが大好きなのである。

いつもはすべてを独断で決めるのだが、子どもたちも大きくなったので、家族会議にかけることにした。
娘も息子も口を揃えて「横浜」と決断した。
横浜の実家には7~8年ほど帰っていないだろうか。
福岡も太宰府天満宮も逃げないけれど、父の古希は一生に一回しかない。
大好きなお祖父ちゃんのお祝いをしたい気持ちの方が勝ったのだろう。

わたしは大変だった。
福岡のホテルもレストランもすべてキャンセルし、劇団四季のチケットはオークションに出品した。
そして急遽、横浜旅行の計画を立てねばならなかった。
また、東京に住む弟や妹と相談をしながら古希祝いの計画と手配も行わねばならなかった。
「師走」という言葉通り、わたしにとって年末はクリスマス会、年賀状、大掃除、と目の回る忙しさである。

そんな中、わたしは弟に一つの提案をした。
「わたしが横浜に行くことは父に内緒にして欲しい。父を驚かせたいから、サプライズ参加にしたい。」
孫たちが来る、と分かっていて心待ちにするのも楽しいものだが、福岡旅行をしていると思っていたものが、お祝いに駆けつけてくれた、と知ったらどれほど驚き、喜ぶことだろうか!

こうして、実家の両親には内密のうちに計画が進められていった。


  
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2009年02月12日

キッチン

園児さんたちの給食作りはわたしが一手に引き受けている。
食後の片付けは、保育士たちが食器をカウンターへ置き、わたしがカウンターから流しへ運んで洗う、という流れ作業をする。
基本的に保育士たちがキッチンに入ることはないのだが、忙しい時などは保育士たちが洗い場を担当することもある。

開業以来、数十人の保育士たちを雇ってきたが、その中に二人ほどキッチンをとてもきれいに使う保育士がいた。
たいていの保育士は調理台をびちょびちょにしてしまう。
調理台どころか、床も壁も水しぶきでびしょびしょ。
わたしは几帳面な性格なので、調理をしながらも、片づけをしながらも、常に布巾で水しぶきを拭いてきれいに保っていないと気が済まない。
その二人の保育士たちも、手際よく常にきれいにしながら片付けてくれた。
しかも、空いた時間にはちょこちょこと蛇口や蛇口の根元、コンロや換気扇を磨いてくれる。
おかげでいつもピカピカだった。

消費者金融の儲けの鉄則に「台所のきれいな女には金を貸すな」という言葉があるという。
台所を見ればその人が几帳面かルーズか分かる、というのだ。
几帳面に利息を返済されては儲からない、台所を汚いままにしておくようなルーズな人間を顧客にすれば利子は膨らみ、消費者金融の儲けは拡大する。

前述の保育士たちは二人とも既に結婚し、子どももいる。
わたしは今でも時々思い出すのだ、彼女たちが使うときはキッチンが常にきれいだったことを。
そして、良い妻、良い母親になっていることだろうと思いを馳せるのだ。

世の中の男性は是非一度、結婚しようと思う女性のキッチンを見てみるべきだと思う。  
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2009年02月11日

努力

ときどき周りの人から、
「頑張りすぎだよ、もっと力を抜いたら?」
「引っ張り過ぎたゴムのようで、いつ切れるか分からない。もっと弛ませたら?」
なんて言われたりする。
きっと、余裕がないように見えてハラハラさせられるのだろう。

けれど自分自身では「頑張っている」という認識はあまりない。
もちろんやるときはやるけれど、適度に気を抜いてもいる。
そして一番大きなことは、わたし自身がそれを辛いとか苦しいとかあまり感じていない、ということだ。

ストレスが溜まることはあるけれど、発散させる方法も充分に分かっている。
しかも、努力を積み重ねることは楽しい。
努力に上限などない。
立てた目標をクリアーすれば、また新たな目標が現れる。
人生はその繰り返しである。
でもそのたびに、確実に成長していくのが分かる。

外的要因によって苦しんだり悩まされたりすることは多々あるけれど、それを解決することによってさらなる成長を遂げられる。
それはとても楽しいことではないか。

つまり、苦しいこと、辛いこと、悲しいこと、・・・それらすべてをひっくるめて「楽しい」なのである。
ただ純粋に「楽しい」ことだけを求めていては真の「楽しい」を知ることはできないであろう。
それはただの享楽主義でしかない。
裏側を知ってこそ、表側の価値が高まるというものである。

だから、周りから見たら「倒れるのではないか」と心配になるのかも知れないけれど、
私にとって努力を積み重ねるということは「楽しい」の価値を高めるための過程であり、その行為そのものも「楽しい」ことなのである。



  
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2009年02月10日

鳥取砂丘

以前から一度訪れてみたいと思っていたのだが、休みが取れたので日帰りで行くことにした。
時間を有効に使うため、前日の深夜24時に仕事を終えてそのまま車で直行した。
明け方4時半に到着し、3時間ほど車の中で仮眠を取った。
わたしの車は8人乗りで、シートを倒すと完全にフラットになり、母子3人で足を伸ばして寝られるだけの広さがある。

夜が明け、早速活動を開始。
駐車場前の喫茶店でモーニングセットを注文して腹ごしらえをしてから砂丘へ。
てくてく歩いて砂丘の山を越えると、そこには海岸が広がっていた。
広い砂浜の向こうに果てしなく広がる海、大きな空。
・・・世界中をあちこち旅して来たが、日本も捨てたものではないと思ってしまう。

子どもたちと一緒に童心に帰ってじゃぶじゃぶ海に入って波と戯れたり、砂浜で遊んだり。
砂丘の急斜面をえっちら、おっちら登っては駆け下りたり。
道具もお金も要らない、ただただ走り回って遊んだのは本当に久しぶりである。

午後は浦富海岸へ行き、遊覧船に乗って「山陰の松島」と言われている景勝地を観光した。
海食や風食によってできた奇岩、洞門、断崖絶壁が点在おり、自然の力の凄さを見せつけられた。
長い年月をかけて削られたり、彫られたりしたのであろう。
小さな小さなことを積み重ねることによって大きなものを作り上げるのだ。

一日たっぷり遊んだあとは、地元の人に教えてもらったお食事処で「魚定食」を戴いた。
地元で獲れた魚で煮魚、焼き魚、お刺身、それにご飯とお味噌汁、煮物、漬物が付いた定食である。
とても美味しくいただいた。

夜は砂丘近くの温泉に入って身体に付いた砂を洗い流し、さっぱりとした。
夜21時、大阪に向けて出発だ。
中国道までの山道をひたすら走り続け、加西SAで23時~2時まで仮眠。
帰宅したのは明け方4時近くだった。
少しだけ仮眠を取り、朝8時に出勤をした。
我ながらよく遊んだと思う。
充実した一日であった。

鳥取自動車道が開通すれば、もっと時間が短縮されるであろう。
そうしたらまた訪れてみたい地である。




  
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2009年02月09日

自転車

昨年の春、原油高によってガソリン価格が高騰してからというものの、すっかり自転車生活が身に着いてしまった。
以前は道路一本挟んだ目の前のマンションに住んでいたので徒歩通勤だったが、引越しをしたことにより自転車通勤となった。
それまで車で行っていた給食の買い出しは、自転車でも大した距離ではないことが分かった。
まったくと言っていいほど使わなかった自転車が、毎日のように活躍するようになった。

そんなある日、いつものように自転車で八百屋へ向かっていると、突然、母親の手を離れて男の子がわたしの目の前に飛び出して来た。
「あ、危ないっ!」
とっさにブレーキを強く握った。
幸い、転倒しそうになりながらもギリギリのところで止まり、なんとか男の子に衝突せずに済んだ。
しかし勢いよく握った反動で、ブレーキのワイヤーがプチンッと見事に切れてしまった。

切れたのは右ブレーキで、左は使える。
慣れてしまえば乗るのに不自由はない。
わたしはそのまま乗り続けていた。

ところが先日、今度はスタンドが取れてしまった。
どうやら錆びてしまい部品が欠けてしまったようだ。
さすがにスタンドがなくては止めるのに困る。
スタンドだけ取り替えれば良いのだろうけれど、もう年季が入っている。
この際、買い換えることにした。

わたしの中では、「新品でなければイヤな物」と「中古で充分な物」とが明確にある。
自転車は後者であり、今まで新品を買ったことがない。
近所の自転車屋へ行くと、中古自転車が6台ほど並んでいた。
一番安い自転車を2台、試乗させてもらった。
わたしは足が短いので25インチの自転車に決めた。
後ろの荷台にもカゴを取り付けてもらい、鍵は暗証番号のものを取り付けてもらった。
チラシ撒きをするとき、そのたびにいちいち鍵をかけ、手に持って歩くのは面倒だからだ。
荷台にもカゴがあれば食料品をまとめ買いすることが出来る。

中古ではあるけれど、久しぶりに自分のためにお金を使ったことにちょっぴり嬉しくなって足取り軽くペダルを踏んだ。
思えば今まで使っていた中古自転車は地域振興券で購入したので、もう10年ほど前になろうか。
長持ちしたものである。
今度の自転車も長く愛用しようと思う。
前にも後ろにもチラシを積んで、町を疾走しよう。

  
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2009年02月08日

凹む

新しいチラシが出来上がったので、せっせと撒いて歩いている。
わたしがチラシを撒く場所は3種類。

? 大型スーパーやショッピングセンターの駐輪場
? マンションの駐輪場
? 予防接種や乳幼児健診の会場(区役所、保健センター)

いずれも、子ども用のイスが付いている自転車の前カゴにチラシを投入する。
それが一番確実に乳幼児のいる家庭へ届くと思うからだ。

先日は、隣りの市の予防接種会場へ足を延ばした。
隣りの市と言っても、クルマで10〜15分程度である。
会場に隣接する駐車場の一角が‘臨時駐輪場’になっていた。
わたしはさっそく、せっせとチラシを投入し始めた。
半分ほど撒いたところで、わたしに話しかけるような声が聞こえた。
振り向くと、遠くでクルマを誘導していた警備員だった。
日頃、警備員の動きは常に目で追っているのだが、チラシ撒きに専念しすぎてうっかりしていた。
「なにしてんのかなぁ?」と尋ねる警備員に、
「チラシを撒いているのですが・・・」
「それは・・・言われると思うよ・・・ここは市の土地だからね、外(歩道)で撒くのならいいと思うけど、」

こんなとき、関西人だったら
「ええやん。もぅ半分、撒いたんやから、残りも撒かせてよ。そしたら行くから。」
とか言うのだろうか。
でも小心者のわたしは小さく「すみません」と呟くと、とっとと退散した。
プライドなんて微塵も持ち合わせていないけれど、ものすごく惨めな気分だった。

気を取り直して今日は、近くの大型スーパーの駐輪場へ撒きに行った。
特売日ではなかったので自転車の台数は少なかったが仕方がない、地道に撒くしかない。
園に戻り、給食を作っていると電話が鳴った。
早速、問い合わせの電話だろうか、と受話器を取ると・・・

「スーパーの駐輪場に止めておいたら、毎週のようにチラシを入れられるんだけど!ウチの子どもは大きいから(チラシを)入れないでくれる!?」
すみません、と、またまた頭を下げて受話器を置いた。

必要ないなら黙って捨てればいいじゃないか、わざわざ電話をかけてこられても、その自転車がどれだか分かるわけもない。
毎日、数百台の自転車に投入しているのだから。
自宅の郵便受けにだって、分譲マンションやクリーニング、宅配ピザ・・・ありとあらゆるチラシが毎日のように入っているはずだ。
それらにもいちいち「入れないで欲しい」と抗議の電話をかけるのだろうか。

それでもまた明日も頑張って撒かねばならない。
さて、どうやって気分転換をしようか。  
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2009年02月06日

湛然


中国思想史の説くところでは、刑名法家の説も、兵家の説も、その源流は老
荘虚無の説にあるという。
両者ともに心理分析を根本とする譎詐(けっさ)の術であるが、そのためにはこちらの心は人に見すかされず、人の心は明白に見すかす必要があり、それには先ずこちらが虚無らしく見せかけることが最も効果的であるからだ。
有るものは見ることが出来るが、無いものは見ることが出来ないからである。
武将の重要なる資格の一つが喜怒哀楽を顔に出さないことにあるというのも、このためである。
兵の心理の動揺は兵家の最も忌(い)むところだが、主将が露骨に感情を顔に出しては、兵の心理は動揺しないわけには行かない。
敵の強を見ても恐れる色なく、弱を見ても侮(あなど)る色なく、深沈たる面持で主将がいてこそ、兵は確然として不動の心で十分の戦闘力を揮(ふる)い得る。
合戦にあたっては敵をあざむくことは常に必要であり、場合によっては味方もあざむかねばならないが、これも主将がいつも湛然(たんぜん)たる顔容でいてこそ可能なのである。
                     『天と地と(中)』



経営者たる者、いつも湛然たる顔容でいなくてはならない。  
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2009年02月05日

遠足

もやもやしたときは外に出るのが一番。
部屋に閉じこもって鬱々と考え込んでいても何も変わらない。
だったら外へ出かけ、園児さんたちと遊んで笑っていた方がよほども精神に良い。

いちご狩りに動物園、緑地へピクニック、
毎日、園児さんたちをクルマに乗せて出発進行!
ウロチョロする乳幼児を追いかけるのは大変だけれど、それでもやっぱり子どもは面白い。
どこからそんな発想が出てくるのか、どうしてそんな言動をするのか、
楽しくて笑いが止まらない。

どの子どもたちも無邪気で、目がキラキラ輝いている。
大人になんかならず、ずっとこのままだったらいいのにな、と思うことすらある。
喜怒哀楽に忠実に生きていて、悩みも不安もない。
なんて幸せなんだろう。  
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2009年02月04日

メンター

仕事の上司や友人ではなく、まったくしがらみの無い立場から相談に乗ってくれたり、アドバイスをしてくれる人を「メンター」と言う。
相談者の話に耳を傾け、決して否定しない。
的確なアドバイスを与える。

そんな相手がいたら人生はもっとラクになるのに、と思うことがある。
何かをして欲しいわけではない。
問題を解決して欲しいわけでもない。
さらに言えば、アドバイスをしてくれなくても構わない。
ただ、話を聞いてくれればいい。

悩み、というほど大きなものではなくとも、
漠然とした不安や、うっすらとした恐怖、
そんなものに押しつぶされそうになってしまうとき、
ただただ、話を聞いてくれるだけでいい。
受け止めてくれるだけで構わない。
そうしたら少しは気持ちが軽くなるから。


なかなかそんな相手は現れず、さしずめわたしのメンターは娘と息子であったりする。
幼い彼らにどこまで理解できるのか分からないけれど、黙ってわたしの話を聞いてくれている。
黙って聞くしかないのだろうけれど。  
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2009年02月03日

携帯電話

息子が学校から携帯電話の所持についてのアンケート調査をもらってきた。
わたしは息子(小5)にも娘(中1)にも携帯を持たせていない。
わたし自身も必要がないと思っているが、外出時に保育士から
「●時に●●へ送迎をお願いします」
と連絡が来るので、それだけのために所持している。
なので携帯メール(インターネット)は契約していない。
通話だけの機能しか付いていない。

ところが最近の人たちは、携帯メールがコミュニケーションの主たる手段で、一日に数十通から多い人では200通ものメール送信をするらしい。
それに加えてblogやSNSで自分の行動を発信し、仲間の行動を知る。
そうやって常に繋がっていないと不安なのだろうか。
鬱陶しいとは思わないのだろうか。

技術が進み、コミュニケーションの方法が変わってしまったのだろうけれど、
情緒がなくなってしまった、と嘆くのはわたしだけだろうか。

例えば好きな人が出来て、「今、何をしているのかな」と心の中で想ったり、
デートの待ち合わせをして、ちょっと早めに到着して彼を待ったり、
なかなか鳴らない電話にやきもきして、「わたしからかけてみようかな」と迷ったり、ためらったり。
そんな心の中のあれこれなんてすっかり失われてしまい、いつでもケータイで繋がっているというのも味気ない。

blogやSNSで常に友達の近況を把握している、なんていうのも嫌だ。
久しぶりに会って積もり積もった話をするからこそ会話が弾むのではないか。
話をしてもいないのに相手がわたしの行動や考えていることを把握しているなんて気味が悪い。

「対面」は最大のコミュニケーションであると思うのに、どんどん軽視され、失われつつある。
電車の中でもトイレでも食事中でも、常に携帯をいじっている人を見ると、それはコミュニケーションを通り越して「依存症」という病気なんじゃないの?と思ってしまう。

友達や恋人と繋がることも大切だけれど、独りの時間も、家族との時間も、仕事をしている時間も、趣味の時間も、大切。
ケータイは個人の割り込んではいけない領域にまで入り込み過ぎてはいないか。  
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2009年02月02日

朝はいつも、娘のお弁当を作ったり、朝の園児さんを受け入れたりでバタバタしており、10時頃になってようやく、玄関や歩道の掃き掃除をする。
その頃になると人通りも多く、掃除をするわたしの横を自転車がけたたましくベルを鳴らして通り過ぎる。
その上、勢いよく走り去るトラックによってせっかく掃き集めた枯葉や砂が舞い散ってしまう。

今日はお弁当作りがなかったので、朝の7時から掃き掃除を始めた。
交通量は増えてきているものの、トラックはまだ走っていない。
暴走する自転車も皆無である。
誰に邪魔されることなく掃除がはかどった。
園の端から端までをきれいに掃き、5つあるプランターのすべてに水をやり、玄関前にも水を撒いて、すっかり清々しい気分になって玄関を閉めた。

そこへ自転車の若い男性が園の前を通り過ぎた。
そして、ちょうど園の玄関の真ん前に「ペッ!」と大きなタンを吐いた。

目の前で行われた出来事に呆然として、わたしは言葉も出なかった。

きれいに掃かれ、水が撒いてあるのが見えなかったのだろうか。
よりによって何故、玄関の真ん前に吐くのか。

勢いよく走り去るトラックも、「どけどけ」とばかりにベルを鳴らす自転車も、タンを吐く男性も、
きっと心に余裕がないんだな。
周りを思いやったり、美しいものを美しいと感じる心が失われてしまっているのだろう。
「マナーの悪い人」ではなく「可哀想な人」なのであろう。
そう思ったら怒りも収まった。

わたしはバケツに水を汲み、玄関のタンを洗い流した。  
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2009年02月01日

10周年

本日、創立10周年を迎えた。
日曜日ということもあり、ひっそりとした11年目のスタートだった。

大々的に10周年記念キャンペーンでもやろうかな、
お世話になった方々に記念品でも配ろうかな、
10年間の歩みを冊子にしようかな、

あれこれ考えたが、結局なにもやらないことにした。
こちらから公言して周りの方々にお祝いを強要するものでもないし、
お金と時間はもっと違うことに使った方がいい、と思ったからだ。
目立つことが嫌いなわたし、ひっそりと心の中だけに留めておく方がわたしらしい。

よく、「振り返ってみれば、あっという間だった」なんて言うけれど、
長い長い10年間だった。
楽しいこともたくさんあったはずなのに、思い出すのは辛く、苦しかったことばかり。
もう一度同じことをやれ、といわれたら絶対にやりたくないし、出来ないであろう。
そのときどきの環境や状況がわたしの背中を押してくれたのだと思う。

11年目を踏み出すに当たって願うことは(いつも同じだが)

・トラブルなく、恙無く、粛々と日々が繰り返されていくこと。
・保育と経営のバランスを取り、そのどちらもが充実すること。

開業当初から守り続けてきたアットホームな雰囲気の中で、これからも子どもたちと向き合っていきたいと思うのだ。  
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2009年01月31日

検索

インターネットが普及し、何かについて調べたいと思うとき、書物を開いたり、図書館や関係省庁へ出向いたりする、といったことが全くなくなった。
Googleという検索機能をもじって「ググる」というようだが、インターネットで検索することによって欲しい情報が瞬時に手に入るようになった。
もちろん、それはそれで弊害もあるだろうけれど、便利になったものである。

わたしがよく検索をするのは、遠足前に施設の閉園日を調べたり、
或いは、厚生労働省や国税庁のホームページだったり、
園児さんを送迎に行く場所の地図だったり。

それから、人物の検索も行うことがある。
あの人は今、どこで何をしているのか、
この人はどんな人なんだろう、
検索をすると所属している会社名が分かったり、関連する文書が出て来たりする。

最近、高校生の時の恩師のことがとても気になり、検索をしてみた。

高校生の頃のわたしは、誰にも相談できぬ深い悩みと苦しみを抱えていた。
当時、わたしの担任であり国語教諭であった恩師は、何かを察してくださったのであろう。
放課後にわたしを呼び出すと、話を聞き出してくださった。
今になって思うとご多忙な身だっただろうに、たびたびそのような機会を作ってくださったことに頭が下がる。
あいにくわたしは核心の部分は話すことが出来なかったけれど、「君のことを心配しているよ」という教師の気持ちだけは感じ取ることが出来た。
そして、本が好きだったわたしにいつも、ご自身が読み終えた本を「好きなだけ持って帰っていいよ」と譲ってくださった。

その教師と、本好きだったわたしが通い詰めていた図書室の司書の先生が、わたしの心の支えだった。
お二方がいらっしゃらなければ、わたしはもっともっと荒れて自分を見失ってしまったであろう。

高校を卒業して20年になるが、今でもことあるごとに思い出しては感謝をしている。
それでふと、今はどうしていらっしゃるのか消息が知りたくて名前を検索してみたのだった。
すると、県立高校の校長先生をなさっていることが判明した。
おまけに画像まであり、少し恰幅がよくなっていたものの、わたしの記憶の中の面影が残っていた。
お元気そうな様子に嬉しく、感慨深く感じた。

「おかげさまで元気でやっていますよ」
と手紙を出したくなった。
わたしのことなど忘れてしまっているだろうか。

今でも、道に迷っている生徒たちに優しくお声をかけていらっしゃるのだろうか。
いつまでもお元気で、と願わずにいられなかった。
そしてわたしも、誰かの記憶に残るような人間になりたい、と思った。  
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2009年01月30日

トイレ

新聞を読んでいて、小さな記事に目が釘付けになった。
すぐ近くの民家で白昼、「トイレを貸して欲しい」と男性が訪れて室内に入り、部屋に置いてあった財布入りのバッグを盗んで逃走した、というのだ。
犯人はまだ捕まっていない。

園でも「トイレを貸して」と言われることがある。
もちろん大抵は保護者の方なので快諾し、トイレに案内する。
しかし、まったく見ず知らずの相手から頼まれたこともある。
相手が女性だったため、「貸してあげねば可哀想」という気持ちで室内へ招き入れたが、女性だから犯罪を犯さないとは限らない。
せちらがたいとは思うが、わたしや保育士は元より、園児さんたちに何かあったら大変だ。
今後は見ず知らずの人には一切トイレを貸すのはやめようと思った。
物騒な世の中である。  
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2009年01月29日

ケツメイシの「涙」という楽曲を聴いていて、ふと考えた。
そういえば、最後に涙を流したのはいつだろう。

開業して5〜6年ほどは、夜中に独りになるとよく泣いていた。
故郷の横浜が恋しかったし、見知らぬ土地で独りぼっち、という孤独は耐えがたかった。
仕事も暗中模索状態で、何もかも分からないことばかり。
わたしが知らないことをいいことに、当時の保育士たちによくナメられた。
悔しかった。辛かった。
子どもたちが寝静まった深夜、真っ暗な部屋でビール片手にわぁわぁと泣いたものだった。

ここ最近、流す涙といえば、うれし涙や感動の涙ばかりである。
園児さんが歩いたとか、言葉をしゃべったとか、とてつもなくユニークなことを言って笑わせられた、などである。
もちろん、悔しいこと、辛いこと、苦しいことがなくなったわけではない。
相変わらずのように、形や程度は違えど困難は常に付きまとっている。
それに対して涙を流さなくなったのは、経験によって対処法や解決策を見出す能力を身に付けたからであろう。
泣いていても何も解決しない。

つまり、ネガティブな涙を流さなくなった、ということであろう。
でも、「感動」には涙腺が緩まってしまうわたしである。  
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2009年01月28日

名乗る

電話が鳴ったので受話器を上げると、
「●●さんに代わってください」
と中年男性の声。
「うちにはそのような者はおりませんが。」
と電話を切った。
すぐさまに再び電話がかかってきて、
「なんで切るんや!●●に代われ!」
と、たいそうお怒りである。
「すみませんが、どちらへおかけですか?」
と言うと相手は一瞬、言葉に詰まり、ガチャンと電話を切った。

間違い電話は毎日のようにかかって来る。
そのいずれもが、自ら名乗ることをせずにいきなり用件を言う。
企業などへ電話をかけるのならともかく、多少なりとも知っている相手へ電話をかける場合は、まずは自ら名乗るべきではなかろうか。

「○○と申しますが、●●さんはいらっしゃいますでしょうか」
と言うべきであろう。
そうすればこちらも、●●という人はいないし、○○さんのことも知らない、これは間違い電話だな、と気付く。となれば、
「どちらへおかけでしょうか、こちらは託児所ですが。」
と答えるものを。
そこで間違いだと気が付けば相手は謝罪をするべきであるし、わたしも不愉快な思いをすることがなかったであろう。

間違い電話に限らず、一時保育の予約に於いても名乗らない人が多い。
「いついつ預かって欲しいのですが」
と言われ、初めてのご利用なのかと思い、年齢を尋ね、持ち物や金額などを詳細にご説明した後になってお名前を聞くと常連さんであったりする。
ひと言、初めに「●●ですが」と名乗ってくだされば「いつもご利用ありがとうございます」と話しもスムーズに始まるのに。

突然用件から入るのは、携帯メールが普及した影響であろうか。
電話のかけ方を知らない人が増えたような気がする。  
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2009年01月27日

傲慢

不動産会社の営業マンから電話がかかってきた。
昨年の2月に物件を案内してもらった担当者だった。

「以前、物件をご案内させて戴きましたが、その後、如何でしょうか。」
と言うので、わたしは呆れて
「貴社の他の支店の、他の営業マンから購入しました」
と伝えると「そうですか」と電話は切れた。

この不況で販売不振に陥っているのだろうか。
それで、1年も前に案内をしたわたしにまで電話をかけて来たのであろう。
わたしがこの営業マンから購入しなかったのには訳がある。
物件を案内してもらい、あれこれ尋ねていたら、彼がひと言、呟いたのだ。
「別に、買わなくてもいいんですよ。無理には勧めません。」
営業マンにしてみれば「押し売りはしませんよ」というニュアンスだったのだろうが、わたしには「どうせ、母子家庭のあなたには買えないでしょう」という意味に取れた。
多少なりとも購入の意思があるからこそ、時間を割いて物件を案内してもらっているのではないか。
それを「買わなくてもいい」とは、なんと傲慢な態度であろうか。
それでなんとなく不愉快な気分になり、早々に引き上げた。
しかしやはり物件自体は気になっていたので、同じ会社の他支店の営業マンに再度、同じ物件を案内してもらったのだった。
その営業マンは懇切丁寧に説明をしてくれた上、親身になって相談に乗ってくれた。
それでわたしは彼を信頼し、一生に一度の大きな買い物を決断したのだった。

客商売をやっていると本当にさまざまな人と出会う。
もちろん、自分と価値観や考え方が違ったり、合わなかったり、思いもよらない行動や発言をされたりすることもある。
それでも、どんな相手であろうともお客さんを卑下したり、ましてや傲慢な態度をとるようなことは決してしてはならないと思う。
もしもそういうことを続けていれば、お客さんはバカではないので自然と離れて行くであろうし、ゆくゆくは自分にしっぺ返しが来るのだ。

どんな商売であってもそれを肝に銘じてお客さんに接するべきである。  
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2009年01月26日

約束

多分この世の中は、「約束」によって秩序が保たれているはずである。
信号機の色が「青で渡る」「赤で止まる」というのも「約束」であるし、
他人を殺してはならない、という暗黙の約束だってあるはずだ。
そうでなければ恐ろしく外を出歩けない。
そして約束は「守るべきもの」という「約束」によって成り立っているのではなかろうか。

チャイルドサロンでは一時預かりも行っている。
前日17時までの予約制で、お預けになられる時間、お迎えに来られる時間をお伺いする。
しかし、この「予約時間」がなかなか守られない。

「17時にお迎えに行きます」と言って、21時にお迎えに来る人。
「19時にお迎えに行きます」と言って、23時半にお迎えに来る人。
「23時半にお迎えに行きます」と言って、翌朝9時にお迎えに来る人。

それぞれに都合があるのだろう。
しかし何故、電話一本できないのだろうか。
わたしたちも「何かあったのではなかろうか」と心配になるし、園児さんも「遅い・・・」と不安に陥る。
約束の時間を過ぎることは仕方がないとしても、何故、連絡をしてくれないのだろう。
お迎えを待つ者の気持ちなど考えもしないのであろう。

ある託児所のホームページを見ていたら、
「予約時間を過ぎた場合は、そこから料金が割増になります」
と書かれていて、なるほど、と思ってしまった。
連絡もせずお迎えに来ないような保護者には罰金という制裁金を課すのだろう。
しかし、制裁金を課さねばきちんと約束を守らない、というのも可笑しな話である。
小学生の子どもではあるまいし、子どもを持つ親、という立派な大人である。
約束を守ることは当然であろう。

何度も繰り返して文書で伝えたり、保育報告書の欄外に「お迎えが遅くなる時はご連絡ください」と記載したりしているが、まったく守られない。
一体、どうなっているのだろうか。  
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2009年01月25日

献立表

園には「献立表」というものが存在しない。
欠席や振替え、当日予約など、園児さんの顔ぶれが前日や当日にならないと分からないから、予定が立てられないのである。
なので給食の献立は大抵、前日か当日に園児さんの年齢や人数、アレルギーの有無などを考慮し、冷蔵庫の中身と相談しつつ決める。
それを毎日、白紙の献立表に記入していくのである。
そうして月末に、その月に作った給食の一覧表が出来上がる、というわけである。

そうやって記入していった「献立表」が、数年分ほどマイドキュメントの中のフォルダーに保存されていた。
ところが先日、他の作業をしていて、ふと気が付いたら献立表のフォルダーが丸ごとなくなってしまっていた。
どこかのキーを押して消去してしまったのだろうか。
パソコンの中のフォルダーやファイルをあちこち探したが見つからない。
もう10年近くパソコンをいじっているが、まったくの独学で覚えたために本当に必要な操作のみしか知らないのだ。
どこへ消えてしまったのだろう・・・。
それほど重要な文書ではないのでバックアップは取っていなかった。
毎日、毎日、作り続けてきた手作りの給食の記録である。
さして必要ではないとは言え、失ってみると少し残念である。

仕方がない、また今月からコツコツと記録して行こう。  
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2009年01月24日

修理

食洗機が壊れてしまったので修理を依頼した。
どうやら、お皿に付いた食べかすが内部で詰まり、水位計が狂ってしまったらしい。
「水位計を交換すれば直りますよ。1万5千円ほどです。」
買い換えるよりは安いので修理を依頼した。
部品を取り寄せるのに2〜3日かかるのでまた来ます、と修理のおじさんは帰って行った。

その日の夕方、試しに食器を入れてスイッチを入れてみたら、なんと動くではないか。
おまけに排水もきちんと出来ている。

翌日も、正常に動いていた。
わたしは慌ててサービスセンターに電話をかけ、修理依頼をキャンセルした。
「様子を見て、またエラーが出るようでしたらお電話ください」
と受付嬢に言われた。
部品代はもちろん、出張見積もり費用3,500円の請求もなされなかった。
何故、突然に直ったのか分からないが、お金がかからなくて良かった。
山のような食器と鍋を毎回、手洗いしていたらとてつもない時間がかかる。
わたしにとってなくてはならない機械なのである。
これからも末永く故障せずに動き続けて欲しいものである。  
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2009年01月23日

反響

託児所を検索するポータルサイトに登録してわずか2日後、さっそく電話がかかってきた。
「携帯サイトで見たんですけれど、24時間やっているんですか?」
そして、今日の夜中に兄弟を預かって欲しい、と予約をくださった。
おまけにその方の住所は、以前からわたしが「チラシまきを強化せねば」と考えていた、託児所が無い地域だった。
早々の反響を嬉しく感じた。
せっせとチラシをまいて歩かなくても、お客さんがやって来るなんて。

翌日、NTTからタウンページの広告料金払込票が送られて来た。
一括払いにすれば多少の割引があるというので1年分を一括払いにしたのだった。
22万4千280円。
なんとも大きな金額だ。
しかも、大金を払っただけの反響があるのならともかく。
タウンページの広告掲載申込みは毎年7月頃なのだが、まったくもって時代の流れを読む力が足りなかった。
とっくの昔に紙媒体からネット媒体へと移行していることに気付き、10年間続けてきたタウンページへの掲載を停止するべきであった。
痛い損失である。
すでに掲載されてしまっているので今年は仕方がないが、来年からは中止しよう。
なんともコストパフォーマンスが悪すぎる。

わたしは泣く泣く、コンビニへ行って22万円を払い込んだ。  
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2009年01月22日

検索

わたし自身も同様だが、今の時代に「何かを調べたい」と思った時にタウンページを引く人はほとんどいないであろう。
わたしのケータイはネットに繋がっていないので、まずはパソコンを開いてGoogleで検索をする。
一般の人ならば、ケータイで検索をすることであろう。

試しにGoogleに「託児所 大阪 平野区」とキーワードを入力してみた。
一番上に出て来たのは「託児所ナビ」であった。
日本全国の託児所を探せるサイトのようである。
無料で園名と住所、電話番号を掲載してくれるが、お金を払えば更に詳細な情報や画像を掲載できる。

わたしは迷わず、掲載申込みのメールを送った。
情報や画像のやり取りをして、3日後には掲載が開始された。
大阪市平野区の託児所」として、一番上に画像付きで掲載された。
区内の託児所の中で一歩、抜き出た感じがして何とも気分がいい。
これで、検索したときにどんどんヒットしてくれることであろう。
掲載料は1年間でわずか3万4千円。
タウンページに22万円もかけて広告を出していることを考えたら遥かに安い。
他にもいくつか託児所検索のサイトがあったので、それらにも掲載を申し込んだ。

さて、あとは作りかけの中途半端なホームページをきちんと作成し完成させよう。  
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2009年01月21日

過当競争

チャイルドサロンが開業して2〜3年後に、ぽこぽこといくつかの託児所が開業した。
もちろん、価格競争が起こった。
チャイルドサロンの次に開業した園は「一時保育500円」
すると次に開業した園は「一時保育450円」
それに応酬して、「500円」の園が「一時間500円チケット、11枚綴りで5千円」を発売した。

「一時保育700円」である当園は、静観(傍観?)していた。
過当競争に巻き込まれるつもりはまったくなかったからだ。
大切な人間の命を預かるのに、駐車場よりも安いなんて可笑しい。

今回も、ライバルが園児さんを集めている理由が「価格」だと知り、保育士たちと話し合った。
「価格で張り合うつもりはまったく無い。保育の内容をもっともっと充実させようよ。高くてもあそこなら安心、と思われるようにしよう。」
価格を下げることによってお客さんを引き寄せるのではなく、価値を高めることによってお客さんを惹き付けようと考えたのだ。

今でも、毎日のように外遊びをし、毎月のように遠足へ連れて行き、季節の行事ごとに製作をしたり、音楽的な要素や、体操なども取り入れている。
けれど、漫然と行っているだけではダメだ。
きちんとカリキュラムを作成し、保護者に伝えなくてはならない。
そうすることによって保護者の方々も保育内容を理解し、把握することが出来るであろう。
対外的に広くアピールすれば、「今日は●●の日だから預けよう」という人も現れるかも知れない。

早速、カリキュラムの作成に取りかかった。  
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